カルヴィン・フォードは、自身が指導するジャーボンテ・デービスが
ジェイク・ポールとのエキシビションマッチで不利な条件を抱えることについて、特に問題視していない。
WBAライト級王者であるデービスは、通常の階級より約60ポンド(約27キロ)も重い195ポンドのキャッチウェイト契約に同意した。
11月14日にフロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われるNetflix配信の試合に、リハイドレーション制限が設けられるかは明らかになっていない。
それでも、アマチュア時代からデービス(30勝0敗1分、28KO)を指導してきたフォードは、体格差の大きい相手に対してもまったく動じていない。ただし、一つだけ問題があるという。それはグローブである。
「唯一気にしているのはグローブだけだ」とフォードは『Fight Hub TV』のインタビューで語った。「12オンスのグローブなんて使わない。あれは練習用だ」。
135ポンド以下の選手は8オンスのグローブを使用しなければならず、それ以上の階級では10オンスが義務付けられている。クルーザー級で戦うポール(12勝1敗、7KO)は後者を着用している。
しかし、今回の対戦はエキシビションであり、かつ両者の体重差が極端であるため、12オンスのグローブが義務付けられることになった。フォードはこれを快く思っていない。
前回の試合で、フォードの教え子は望んだグローブを使ったが、結果は思うようにならなかった。
3月1日にニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターでラモン・ローチと対戦した際、圧倒的な本命と見られていた
デービスは、辛うじてマジョリティ・ドローに持ち込むのが精一杯だったのである。
今回のポール対デービス戦は公式戦として認可されていないため、フォードはグローブのサイズについて柔軟な対応が可能だと考えている。
「ジェイクは10オンス、タンク(デービスの愛称)は8オンスで戦う。つまり、彼(デービス)は4オンスも損をしているんだ」とフォードは語る。「だから俺の提案はこうだ。タンクには8オンス、ジェイクには10オンスを着けさせる。それで試合はもっと面白くなる。彼が10オンスを着けて、俺たちは8オンスを着ける。そうすれば本当の戦いになる」