マイアミでの記者会見中、インフルエンサーのエイディン・ロスが「ポールが勝つと思う」と述べ、いくら賭けるべきか尋ねたところ、金額は瞬く間に25万ドルから200万ドルへと膨れ上がり、
11月14日にマイアミのケーセヤ・センターで行われるエキシビションの勝者をめぐる大勝負へと発展した。やり取りの末、デービスとポールは200万ドルの賭けに握手で合意。デービスはモースト・バリュアブル・プロモーションズのCEOナキサ・ビダリアンにも賭けを持ちかけたが、こちらは不発に終わった。
両者は195ポンドのキャッチウェイトで10ラウンドのエキシビションを行い、12オンスのグローブを着用。さらに州コミッション公認の3人のジャッジが採点を行う。
正式な試合であれば、デービスは通常8オンス、ポールは10オンスのグローブを着用することになる。
デービス(30歳、身長約166cm)は直近ライト級135ポンドで戦い、キャリアでは最大140ポンドまで計量している。一方のポール(28歳、身長185cm)は主にクルーザー級上限の200ポンドで戦ってきたが、ヘビー級で227ポンド超を計測したこともあり、逆に183.75ポンドまで絞った経験もある。
デービス(30勝0敗1分、28KO)はメリーランド州ボルチモア出身の強打のサウスポーで、依然としてWBAライト級王座を保持している。しかし、
3月1日にブルックリンのバークレイズ・センターでラモント・ローチ(25勝1敗2分、10KO)と対戦し、キャリアで初めて「勝利では終わらなかった試合」として物議を醸すマジョリティ・ドローを経験した。
もし9ラウンドでデービスが膝をついた場面をレフェリーのスティーブ・ウィリスがノックダウンと判定していたら、勝者はローチだった可能性が高い。