カラム・スミスは、2026年中にデビッド・ベナビデスとの対戦がついに実現すると確信している。
スミスは現在、キューバ出身のサウスポー、
デビッド・モレル(12勝1敗、9KO)を相手に、WBO暫定ライトヘビー級王座の危険な義務防衛戦を行うための
交渉を進めている。一方、ベナビデスは、11月22日にサウジアラビア・リヤドで開催される豪華イベント「Ring IV」で、英国の
アンソニー・ヤードを相手に自身のWBC王座を懸けて戦う予定だ。
トークスポーツ・ボクシングの出演中、スミス(31勝2敗、22KO)は、PBCから
ベナビデス戦について接触があったものの、「あまり良いオファーではなかった」と明かした。また、サウジアラビアでの開催に向けた話し合いがほとんど始まらないうちに、アンソニー・ヤードが175ポンド級タイトルへの3度目の挑戦権を得たというニュースを見たとも語った。
今年2月にジョシュア・ブアツィを破ってWBO暫定王座を獲得したことで、元スーパーミドル級王者のスミスは、
適切なオファーを待つ余裕と時間を得た。しかし、35歳のリバプール出身の彼は、二階級制覇のチャンスを逃したことにいら立ちを感じていると認めた。
「そうだ。間違いなくベナビデス戦は自分が望んでいる試合だ。以前からそれははっきりと言ってきた。俺たちは共に168ポンドで同時期に世界王者だったし、いつか必ず実現すると思っていた試合なんだ」とスミスは語った。
「俺たちは2人とも168ポンド級では大柄だったから、いずれ175ポンドに上がると思っていた。実際に今そうなっている。彼はWBC王座を手に入れたが、俺も悪くない位置にいると思う。俺はWBO暫定王者だし、この試合はいずれ実現するはずだ。次の試合をしっかり乗り越えれば、ベナビデス戦は必ず待っていると思っている。」
スミスは、ベナビデスとヤードがリングで拳を交える際には、観客を魅了するスタイルの激突になると予想している。しかし彼は、28歳のハードワーカーであるベナビデスが最終的には爆発的なロンドン出身ファイターを上回り、王座を守るだろうと見ている。
「そう思う。いい試合になると思うし、序盤は競った展開になるかもしれない。ただ、スタイル的に見て、ベナビデスは非常に高いワークレートと手数を持っている。おそらくそれがヤードを攻略するためのスタイルだと思う」とスミスは語った。
「ヤードはいいファイターだと思うが、12ラウンドを通して戦い抜くタイプではないと思う。ベナビデスの作るペースは速いし、彼のボクシング能力は世間が評価している以上に高い。だから俺はベナビデス有利だと見ているが、とはいえ好試合になるだろうし、何が起こるかは分からない。」