WBA暫定スーパーミドル級王者のケイレブ・プラント(23勝2敗、14KO)は、今週土曜日にラスベガスのマンダレイ・ベイで行われる「PBC on Prime Video」のメインイベントでアルマンド・レセンディス(15勝2敗、11KO)と対戦する。一方、
エドガー・ベルランガは7月12日にニューヨークで開催される「Ring III」興行のメインイベントとして、ハムザ・シーラーズと激突する予定だ。
プラントとベルランガは、
1年以上にわたる因縁を経て、この夏に対戦していてもおかしくなかった。両者とも対決を望んでいたが、プラントは「ベルランガが呼びかけに応じず、別の道へ進んでしまった」と主張している。
「ベルランガとの試合を実現しようとしたが、彼はまるで証人保護プログラムに入っているかのように姿を消している」と、プラントは
『ザ・リング・マガジン』に語った。「彼は全くやる気がない。俺がその試合を望んでいたのは誰もが知っていることだ」
カネロ・アルバレスやデビッド・ベナビデスといった強豪と拳を交え、激戦の末に敗れてきたプラントだが、今回のレセンディス(15勝2敗、11KO)との対戦は、格下との試合と見なされている。
しかし、ベルランガが別の道を選び、ハイメ・ムンギアは今月初めにブルーノ・スラーチェとの再戦で忙しく、
ジャーマル・チャーロも土曜夜のセミファイナルでトーマス・ラマンナとの調整試合を必要としている中で、プラントには試合間隔を空けないための選択肢が他になかった。
32歳のテネシー州出身のプラントは、昨年9月に最後の試合を行い、
アルバレス対ベルランガ戦のアンダーカードでトレバー・マカンビーとの激戦を制し、ノックアウト勝ちを収めている。
「すべての試合がメガファイトになるわけじゃない。自分はできるだけ早くビッグファイトにたどり着く道を選んでいる。今はその途中なんだ」とプラントは語った。
「まずはアルマンド(・レセンディス)に集中することが最優先だ。他のことはすべて後からついてくる。目の前の課題に集中しないことで過ちを犯すつもりはない。土曜日にはしっかりと見せ場を作るよ」
なお、ベルランガ対シーラーズの勝敗については、プラントも多くのブックメーカーと同様に、オッズでマイナス140とされているプエルトリコ人ベルランガの勝利を支持している。
「分からないけど、(勝つ)可能性は高いんじゃないかな」とプラントは語った。「シーラーズはミドル級から上げてきてるわけだし。でも、どうなるかは分からない。結局は彼らがリングの上で決着をつけることだ。俺たちはあれこれ予想することはできても、最終的にはゴングが鳴ってからの問題だ」
「スーパーミドル級のトップ選手たちは全員、自分の視野に入っている。そう言うだけの選手は多いが、それを証明する選手は少ない。俺はそれをやってきた。ベストと戦いたいんだ」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライターです。
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