エドガー・ベルランガとケイレブ・プラントは、拳を交える前に言葉の応酬を繰り広げている。
水曜日、プラントとジャーマル・チャーロがそれぞれ別の試合で5月31日にラスベガスで開催される興行のダブルメインを務めることが発表された。
元スーパーミドル級王者のプラント(23勝2敗、14KO)がホセ・アルマンド・レセンディスに勝利し、元ミドル級王者のチャーロ(33勝0敗、22KO)がトーマス・ラマンナを退ければ、両者は年内に直接対決する計画となっている。
その一方で、スーパーミドル級戦線に割って入りたくてもまだ外側にいるのがエドガー・ベルランガだ。
「今まであれだけ偉そうなこと言ってたプラントが、今度はランキングにも入ってないうえに2敗してる相手と戦うのかよ? お前はボクシング界の恥だ。情けないにもほどがある!」と、ベルランガはSNSで激しく批判した。
本来、プラントはチャーロとの直接対決を希望していたが、チャーロは2021年6月以降たった1試合しかしておらず、調整試合を希望したため、両者の対決は先送りとなった。
プラントは先週こう語っている。
「ベルランガ、チャーロ、ムンギアがどんな順番で戦ったって、俺との試合ほどビッグになることはない。これは断言できる。俺の試合はもっと多くの視聴数を記録してるし、PPVの数字も上だ。世界王者とも多く戦ってきたし、何よりスリリングな試合をしてきた。それが現実だ」
エドガー・ベルランガ(23勝1敗、18KO)は現在、プロモーション契約のないフリーエージェント。3月15日にはマッチルーム・ボクシングとの契約最終戦を行い、明らかに格下の相手だったジョナサン・ゴンザレス=オルティスを初回ノックアウトで下した。この試合は、ベルランガが昨年9月にカネロ・アルバレスに判定で敗れて以来の復帰戦だった。
一方のケイレブ・プラントも2021年にカネロに敗れているが、その後2022年にアンソニー・ディレルをノックアウトで下して復活。2023年にはデビッド・ベナビデスと激闘を繰り広げ、僅差の判定で敗れるも健闘。そして昨年、カネロ対ベルランガ戦のアンダーカードではトレバー・マカンビーを壮絶な打ち合いの末にKOで沈めている。
Manouk Akopyanは、『ザ・リング・マガジン』のリードライターです。X(旧Twitter)およびInstagramでは @ManoukAkopyan で連絡が可能です。