ハリウッド(カリフォルニア州)──
マニー・パッキャオが殿堂入りキャリアの中で35戦を終えていたとき、ケイン・サンドバルはまだこの世に生を受けていなかった──それが2022年のことだ。
現在22歳のサンドバルはフレディ・ローチの指導を受けており、
46歳での復帰戦に向けてマリオ・バリオス戦の準備を進めるフィリピンのレジェンド、パッキャオと一緒にトレーニングできる状況にあることに、驚きと感激を隠せないでいる。
スーパーライト級の新星であるサンドバル(15勝0敗、13KO)は、自身も今週土曜日にカリフォルニア州サンタ・イネスのチュマシュ・カジノでジョナサン・ホセ・エニス(36勝22敗1分、17KO)と対戦する予定で、これは360プロモーションズ主催のUFCファイトパス興行で、
カラム・ウォルシュがメインを務める大会のセミファイナルとして行われる。
エニスは代役での出場となる。当初の対戦相手はヘスス・マドゥエノ・アングロ(21勝0敗、15KO)だったが、家族の緊急事態により試合を辞退せざるを得なかった。
しかしサンドバルは、相手が誰であっても自信に満ちている。
「このキャンプの準備は100%できている。6月21日には必ず勝つ」と、ロサンゼルスのワイルドカード・ジムでのトレーニング後、
『ザ・リング・マガジン』に語った。
サクラメントを拠点としていたサンドバルが、今年初めにローチのもとで
南カリフォルニアに移ったのは、まさに絶好のタイミングだった。というのも、パッキャオが再び町に戻ってきていたからだ。
「マニー・パッキャオとそのチームに囲まれているのは夢のようだ」とサンドバル。「最初はちょっと圧倒されたけど、偉大さに触れている感じが心地いい。伝説のそばにいられるのは当然のことだと思う。僕には偉大になる運命があるんだ。
彼がこの年齢でこれだけやれるのを見るのはすごくモチベーションになる。そのエネルギーを間違いなくもらっているよ。ジムに来るたびに100人以上のファンが彼を待っているのを見て、本当にワクワクする。僕もいつか、あのレベルに到達すると信じてる。」
サンドバルは、練習後もできるだけパッキャオのそばにいられるよう、ジムに残るという。
「スパーリングをお願いしたことはない。敬意を表してね。でも、彼のシャドーボクシングを見ているだけで十分だよ。」
「娘の健康状態はいいけど、まだ道のりは長い」と語る。「今は信仰の力を強く感じている。以前は自分のため、自分の快楽のために生きていた。でも今は娘と共に人生がよくなってきている。」
次戦ではトップ20の相手との対戦を希望しており、TKOグループ傘下のズッファ・ボクシングの興行で実現する可能性がある。彼は、現在24歳でWBOウェルター級王者のブライアン・ノーマン・ジュニアが持つ「最年少男子世界王者」の称号に挑む機会も期待している。
「TKOの未来の一部になれるのが嬉しい」とサンドバル。「ボクシング界に変化が起きている。多くの人を驚かせるだろう。僕のキャリアについてプロモーターのトム・ローフラーが望むことなら何でもやるつもりだ。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライターである。
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