イングランド・ロンドン発――英国ボクシング・ボード・オブ・コントロール(BBBofC)の事務総長ロバート・スミスは、
クリス・ユーバンク・ジュニアによる記者会見での信じがたい暴言を受け、法的助言を求めたことを明らかにした。
先週
「ザ・リング・マガジン」が報じたように、ユーバンク・ジュニアは
水曜に行われたコナー・ベンとの再戦の発表記者会見の場で、英国におけるプロボクシングを統括するボード、特にスミスを標的に批判した。
暴言の中でユーバンク・ジュニアは、スミスが自身の体重調整失敗に一因があると示唆し、さらに「マッチルームとエディ・ハーンのポケットに入っている」と非難した。彼は「この裏切りと不正に満ちた業界にいる、ただのクズの一人だ」とも語った。
ユーバンク・ジュニアはさらに、ボードが罰金で得た資金をどう扱っているのかを疑問視した。自身が
最初の試合前のフェイスオフでベンに卵を投げつけた際に科された10万ポンドの罰金についても言及した。
ブライトン出身の36歳ユーバンク・ジュニアは、
4月にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた激闘でベンとの初戦に臨み、3人のジャッジ全員が116-112を付ける形でユナニマスデシジョンを勝ち取った。
試合直後、極度に脱水状態となったユーバンク・ジュニアはそのまま病院へ搬送されたが、救急車がスタジアムを出発するまで20分間も足止めされたと主張している。
この件についてユーバンク・ジュニアはマッチルームを直接非難しているように見えたが、同時にボードがなぜ調査を行わなかったのかを疑問視した。
「ザ・リング・マガジン」が即座の反論の機会を与えた際、スミスはコメントできなかったが、週末にtalkSPORTへ出演した。
スミスは「法的助言を受けているためクリス・ユーバンクについて多くを語ることはできないが、ボードのメンバーや私自身がボクサーの健康に害を及ぼすようなことをするなどと言われるのは非常に残念だ」と語った。
「誰かが意図的に救急車の出発を妨害したと言うのは、まったく信じがたいことだ」
ユーバンク・ジュニアとベンの再戦は、11月15日にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われる予定だ。