オースティン「アモ」・ウィリアムズは再び、初の世界タイトル挑戦の瀬戸際に立っている。
ウィリアムズは2024年6月1日、WBC世界ミドル級挑戦者決定戦で
ハムザ・シーラズに11ラウンドTKOで敗れるまで、タイトル挑戦まであと一歩のところにいた。それから1年、戦績18勝1敗(12KO)のウィリアムズは、今回こそチャンスを生かし、IBF世界ミドル級王者
ジャニベク・アリムハヌリへの初の世界タイトル挑戦権をつかむ絶好のタイミングだと感じている。
「今回はすべてが噛み合っている」とウィリアムズはプレスリリースを通じて語った。「世界王者のベルトを腰に巻く前に、自分自身に本物のチャンピオンであることを証明してきた。7月19日、すべての原点であるテキサスに戻ってくる。容赦なく、揺るがず、戦略的な圧力を相手にかけ続け、完全に打ち砕いてイタリアに別人となって帰らせる。この試合は判定まではいかない。」
アンダーカードでは、無敗のディエゴ・
パチェコがUSWBCおよびWBOインターナショナル・スーパーミドル級王座をかけて
トレバー・マッカンビーと対戦。また、オリンピック銅メダリストのオマリ・ジョーンズもプロ3戦目として、アルフレド・ブランコとの6回戦に臨む。
イタリア出身のオリハは、これまでの16試合を母国で、その後5試合をドイツで戦っており、今回が米国初登場となる。26歳のオリハは、昨年9月14日にアレクサンダー・パブロフを3ラウンドでストップしたばかりだ。
「非常にモチベーションが高く、7月19日を楽しみにしている」とオリハは語った。「オースティン・ウィリアムズは世界タイトルへの最後のステップ。このチャンスを必ずものにすると自信を持っている。」
またアンダーカードでは、無敗のアルトゥーロ・カルデナスとドミニク「ダイムズ」・クラウダーが、WBCコンチネンタル・アメリカズ王座およびWBAコンチネンタル・ノースアメリカ王座をかけて10回戦で激突する。
カルデナス(16勝0敗1分、9KO/24歳)は、ジュニアフェザー級でWBCコンチネンタル・アメリカズ王者の経験があり、今回は1階級下げて出場。
クラウダー(18勝0敗、11KO/31歳)はニューヨークのゴールデン・グローブ2度優勝の実績を持ち、前戦ではデューク・マイカを初回KOで下している。カルデナスは直近の試合で、ジャロン「ブーツ」・エニス対エイマンタス・スタニオニスのアンダーカードでエドガー・ジョー・コルテスを8ラウンドTKOに沈めている。