世界最高峰のボクサーの一人が、7月19日に自身のタイトルコレクションに新たなベルトを加えようとする。
『ザ・リング・マガジン』の情報によると、ジェシー「バム」・ロドリゲスはその夜、テキサス州フリスコのフォード・センター・アット・ザ・スターでフゥメレラ・カフとスーパーフライ級王座統一戦を行う。サンアントニオ出身のロドリゲス(21勝0敗、14KO)は、自身が保持する『ザ・リング・マガジン』とWBCの115ポンド王座を、WBO王者である南アフリカのカフ(11勝0敗3分、8KO)を相手に防衛する。
DAZNは、ロドリゲス(『ザ・リング・マガジン』パウンド・フォー・パウンドランキング第6位)とカフによるこのカードを、ダラス・カウボーイズの12,000人収容の練習施設から配信する予定である。カフは、『The Ring』誌が選定するスーパーフライ級ランキングで、ロドリゲスに次ぐ第4位に位置している。
26歳のカフは、昨年10月14日に東京・有明アリーナで行われた前戦で、日本の田中恒成をスプリット判定で破り、WBO王座を獲得した。田中(20勝2敗、11KO)は『ザ・リング・マガジン』のスーパーフライ級ランキングで現在第5位に後退しており、当時の試合ではカフに対し11対1の大本命と目されていた。
サウスポーのロドリゲス(25歳)は、直近の試合で昨年11月9日、フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターにてペドロ・ゲバラを打ちのめし、TKO勝利を収めた。ロドリゲスは第3ラウンドにゲバラ(42勝5敗1分、22KO)を2度倒し、同ラウンド中にレフェリーのリッキー・ゴンザレスが予定されていた12回戦をストップした。この試合はジャロン・エニス対カレン・チュカジャンのアンダーカードとして行われた。
ロドリゲスは次戦でIBF/WBA統一王者フェルナンド・マルティネスとの王座統一戦を望んでおり、その試合でさらに2つのベルトを手に入れる機会を得る予定だった。
しかし、アルゼンチンのマルティネス(17勝0敗、9KO)は代わりに日本の井岡一翔(31勝3敗1分、16KO)との再戦を受け入れた。この試合は5月11日に東京・大田区総合体育館で開催される予定である。マルティネスは昨年7月7日、東京の両国国技館で行われた初戦で井岡に判定勝ちを収め、WBAスーパーフライ級王座を獲得した。
マルティネスは、『ザ・リング・マガジン』によるロドリゲスの王座への挑戦者ランキングで第1位に位置している。
7月19日のDAZN共同メインイベントでは、スーパーミドル級でロサンゼルス出身のディエゴ・パチェコ(23勝0敗、18KO)と、アリゾナ州グレンデール出身のトレバー・マカンビー(28勝1敗、21KO、1無効試合)が対戦する。
パチェコは、『ザ・リング・マガジン』のスーパーミドル級ランキングにおいて第2位の挑戦者である。一方、マカンビーは同階級のトップ10にランクインしていない。
Keith Idec は『ザ・リング・マガジン』の上級ライター兼コラムニストである。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡を取ることができる。