明確な本命は浮上していないものの、
クリスチャン・エンビリは、その注目度の高い一戦を実現させるべく名乗りを上げた。
30歳のクリスチャン・エンビリは、多くの武器を備えている。ファン受けするスタイル、無敗の戦績、WBC暫定スーパーミドル級王座を手にしているが、そうした要素のすべてが、カネロ戦の候補選定においては不利に働く可能性が高い。それがアンドレ・ベルトの主張であり、キャリアのこの段階にあるカネロ・アルバレスにとって、クリスチャン・エンビリのアグレッシブなアプローチは対処したい相手ではないと考えている。
「エンビリは危険で暴力的だ」とベルトは、今週配信された最新回の「Inside The Ring」で語った。
「相手の健康のことなど気にしないし、自分自身のことも気にしない。」
これまでのプロキャリアの大半において、エンビリ(29勝0敗1分、24KO)は格下相手に無敵のような強さを見せてきた。しかし、9月13日に行われたカネロ・アルバレス対テレンス・クロフォードのアンダーカードで
レスター・マルティネスと対戦した際には、強打を誇る挑戦者でありながら、いくつかの綻びものぞかせた。
同じく無敗の168ポンド級コンテンダーであるレスター・マルティネスは、10回にわたる激闘の中でポケットに踏みとどまり、
フランス人ファイターと激しい打撃戦を展開した。世界ボクシング評議会(WBC)は即時再戦に向けた交渉開始を命じたものの、現時点で再戦の予定は立っていない。
最終的に誰を相手に選ぶにせよ、カネロ・アルバレス(63勝3敗2分、39KO)にとっては
、最近引退したテレンス・クロフォードに4団体統一王者の座を明け渡して以来、年内初の試合出場となる。
その後、左肘の関節鏡手術を受けて遊離体を除去しており、先週、『ザ・リング・マガジン』は、サウジアラビア・リヤドで
9月12日に「メキシコ対世界」と題された興行の一環として復帰予定であると報じた。将来の殿堂入りが確実視されるカネロが対戦相手の選定を絞り込む中、アンドレ・ベルトは、復帰戦ではよりソフトで、アグレッシブさの少ない相手を選ぶべきだとの考えを強く示している。
「敗戦明けで、カネロが本当に求めているのはそういう試合なのか」とベルトは続けた。「自分には賢明な選択だとは思えない」