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レンス・クロフォードの殿堂入り確実とされるキャリアにおける最大の勝利は、彼が満足してボクシングから身を引くには十分だったようだ。
38歳のクロフォードは火曜日、ネブラスカ州オマハでの無名時代から競技の頂点に至るまでの道のりを振り返る動画をSNSで公開し、引退を発表する。9月13日にラスベガスで
カネロ・アルバレスをユナニマス判定で下した後も、現役続行への意欲を示していたが、最終的に決断する。
クロフォード(42勝無敗、31KO)は、アルバレスからザ・リング、IBF、WBA、WBC、WBOのスーパーミドル級王座を奪取した時点で、引退は常に選択肢にあったと明かす。アルバレスのトレーナー兼マネージャーであるエディ・レイノソは、最近、9月での再戦を望んでいると語っていた。
「次に何をするか、自分の中で区切りをつけた」とクロフォードはYouTubeの動画で語る。「今がその時だ」
メキシコのスーパースター、カネロ・アルバレスに勝利したことで、クロフォードは
『ザ・リング』のパウンド・フォー・パウンドランキングのトップに立ち、3階級目で完全統一王者となった。最近、WBCの168ポンド王座は剥奪されたものの、彼は四大ベルト時代において3階級で無敗統一王者となった唯一の男性ボクサーである。
クロフォードは、ウェルター級とジュニアウェルター級で無敗統一王者に輝き、さらにライト級とジュニアミドル級でも世界王座を獲得している。
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Keith Idecは『ザ・リング』誌のシニアライター兼コラムニスト。Xでは@idecboxingで連絡できる。