オーランド(フロリダ州)――
アバス・バラオウにとって、土曜日は長い間準備してきた瞬間となる。
バラオは、
DAZNで配信されるMost Valuable Promotionsの共同メインイベントとして、カリブ・ロイヤルでWBAスーパーウェルター級暫定王者
ヨエニス・テレスと対戦する。バラオはWBAランキング1位でこの試合に臨む。
「この瞬間を迎えるまで長い間待っていた」とバラオは
『ザ・リング・マガジン』に語った。「リングに上がって、自分の力を世界に示せることに興奮している。」
アーレン(ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州)出身のバラオ(16勝1敗9KO)は、
7連勝中の勢いでこの大一番に臨む。直近の試合では、マコーレイ・マクガワンに判定勝利を収め、ヨーロッパスーパーウェルター級王座を防衛した。
唯一の敗北は2020年に元スーパーウェルター級タイトル挑戦者ジャック・クルカイにスプリットデシジョンで敗れたものである。
一方、キューバ・サンティアゴ・デ・クーバ出身で輝かしいアマチュア経歴を持つテレス(10勝0敗7KO)は、
元統一スーパーウェルター級王者ジュリアン・ウィリアムズに判定勝ちを収め、暫定王座を獲得した。
「彼は素晴らしい相手だ」とバラオは語った。「優れたボクサーで、ボクシングIQも高い。」
現在、
テレンス・クロフォードがWBAスーパーウェルター級王座を保持しているため、テレス対バラオの勝者は、2026年に正規王者に昇格するか、正規王座戦に挑む好位置につけることになる。だが、将来がどうであれ、この瞬間に臨むドイツ人挑戦者の姿勢は変わらない。
「この瞬間をずっと楽しみにしてきた」とバラオは語った。「ハードワークはすべてやり遂げた。今この瞬間に自分はいる。全くプレッシャーはないし、自分が何をできるか、相手がどんな選手かも分かっている。だから土曜夜にリングに上がるのを楽しみにしているだけだ。」