ヨエニス・テレズによるWBA暫定世界スーパーウェルター級王座の初防衛戦が正式に決定した。
元キューバの名アマチュアであるテレズは、WBAランキング1位の挑戦者アバス・バラオウと、8月23日、フロリダ州オーランドのカリブ・ロイヤルで対戦する。
この試合はDAZNで放送されるモースト・バリュアブル・プロモーションズ(MVP)主催興行のセミファイナルとして行われる。
この興行のメインイベントは、ヤンキエル・リベラ vs. アンヘリノ・コルドバのWBA暫定世界フライ級タイトル戦**となっている。
またMVPは、ステファニー・ハン(10勝無敗、3KO) vs. WBAライト級王者パウリナ・アンヘル(7勝1敗2分、3KO)の女子タイトル戦も発表。さらに元スーパーライト級世界タイトル挑戦者ジャメイン・オルティス(19勝2敗1分、9KO)が、スティーブ・クラゲット(39勝8敗2分、27KO)とWBA地域タイトルをかけて10回戦で対戦することも明らかにされた。
テレズ(10勝無敗、7KO)は、2024年3月1日に
ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで元スーパーウェルター級統一王者ジュリアン・ウィリアムズ(29勝5敗1分、17KO)を圧倒し、3者一致の判定勝ちでWBA暫定王者となった。
ドイツ出身のバラオウ(16勝1敗、9KO)は、2024年にイギリス・ボルトンのボルトン・ホワイツ・ホテルでマコーリー・マクゴーワンを判定で下し、最後の試合を終えている。
なお、現WBA世界スーパーウェルター級王者はテレンス・クロフォード(41勝無敗、31KO)。クロフォードは、2024年9月13日にラスベガスのアレジアント・スタジアムでスーパーミドル級4団体統一王者カネロ・アルバレスとの試合に挑む予定のため、同王座を返上する可能性が高い。
その場合、テレズ対バラオウの勝者が「正規王者」に昇格するか、世界王座決定戦への出場権を獲得する可能性がある。