キューバのミドル級コンテンダー、
ヨエンリ・エルナンデスが予想通りの楽勝でストップ勝ちを収めた。試合は日曜夜、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・ホテル&カジノで行われた。
エルナンデス(9勝0敗8KO)は、160ポンド級でリング誌ランキング4位。格下の39歳ジャーニーマン、ラモン・デ・ラ・クルス・セナ(24勝41敗3分14KO)をたった1ラウンドで片づけた。
初回残り40秒の場面で、エルナデスがボディショットでセナを倒す。セナは立ち上がってラウンド終了のゴングまで持ちこたえたものの、アルゼンチン陣営はその直後に棄権を申し出て試合は終了。
この勝利はデビュー3年目のエルナンデスにとって大きな意味を持つものではなかったが、少なくともカマグエイ出身の28歳強打者が実戦感覚を維持するには十分な一戦だった。
“ヨヨ・エル・ディアブロ”ことエルナンデスは、5月31日の前戦で圧巻のパフォーマンスを披露したばかりだった。彼は「
よりエンターテインメント性のあるキューバンスタイルを見せる」と宣言し、その言葉通り、
カイロン・デイヴィスを一方的に打ちのめして完勝。支配的かつワンサイドな内容での判定勝利を飾った。
またエルナンデスは先月、メキシコのスーパースター、
カネロ・アルバレスが
テレンス・クロフォード戦に向けて行ったトレーニングキャンプで、高度なスパーリングパートナーとして起用されていた。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X (旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。