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ザンダー・ザヤス:「セバスチャン・フンドラ戦が実現しなかったのは、彼の陣営が望まなかったから」
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Keith Idec
Keith Idec
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ザンダー・ザヤス:「セバスチャン・フンドラ戦が実現しなかったのは、彼の陣営が望まなかったから」
もしザンダー・ザヤスの希望が通っていれば、プエルトリコ出身のコンテンダーは今頃、土曜の夜にマディソン・スクエア・ガーデンでセバスチャン・フンドラに挑戦する準備をしていたはずだ。

3月22日にラスベガスでセバスチャン・フンドラがショーデール・ブッカーを4回TKOで下したあと、ザヤスとプロモーターのボブ・アラムは、より注目度の高いその試合を追い求めた。ザヤスはフンドラのWBO世界スーパーウェルター級王座の指名挑戦者であり、6フィート6インチ(約198cm)のサウスポーを破れば、154ポンド級の2つのベルトを同時に手にするチャンスだった。

フンドラのプロモーターであるサンプソン・ルコウィッツは、当時WBCとWBOの王者だったフンドラが、マディソン・スクエア・ガーデン本会場でもザ・シアター・アット・マディソン・スクエア・ガーデンでも、ザヤスを相手にタイトルを防衛する意思がないことを早い段階で明言していた。ザヤスは過去3年半でその両会場で計7試合を戦っており、挑戦者であったとしても、興行の「Aサイド」として見なされる存在だった。

最終的にフンドラ陣営は、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで先週土曜に第7ラウンド終了後リタイアに追い込んだオーストラリアのスター、ティム・チューとの再戦という商品価値の高いカードを選んだ。

カリフォルニア州コーチェラ出身のフンドラ(23勝1敗1分、15KO)はWBO王座を返上し、チュー(25勝3敗、18KO)との試合ではWBC王座のみをかけて防衛戦を行った。両者は2024年3月、ラスベガスのT-モバイル・アリーナで激しい流血戦を繰り広げ、フンドラがスプリット判定で勝利を収めていた。


フロリダ州サンライズ出身のザンダー・ザヤス(21勝0敗、13KO)は、土曜の夜にメキシコのホルヘ・ガルシア(33勝4敗、26KO)と空位のWBO王座をかけて対戦する。ESPNは、マディソン・スクエア・ガーデン内のザ・シアターから中継される全3試合の興行において、ザヤス対ガルシアをメインイベントとして放送する(東部時間午後9時/太平洋時間午後6時)。

「この試合が実現しなかったのは、彼のチームが望まなかったからだ」とザヤスはフンドラ戦についてザ・リングに語った。「彼らは別の道を選んだ。俺たちは、彼らが求めた条件のすべてにイエスと言った。ただひとつを除いて。彼らはリハイドレーション条項を求めてきたから、それにはノーと答えたんだ。」

「でも、それ以外の条件にはすべて同意した。結局、彼らがその時点で望まなかったから実現しなかっただけだ。俺が世界王者になれば、その話はまったく別のものになるだろう。でも今は、ホルヘ・ガルシア・ペレス以外の誰のことも考えていない。」

ロス・モチス出身のガルシアは、3か月前に無敗だったチャールズ・コンウェルをスプリット判定で破る番狂わせを起こし、WBO世界スーパーウェルター級ランキングの2位に浮上した。オハイオ州クリーブランド出身のコンウェル(21勝1敗、16KO)は、4月19日にカリフォルニア州オーシャンサイドのフロントウェーブ・アリーナで行われた試合で、13対1の大本命と見なされていた。

ザヤスはドラフトキングスによると4対1のオッズで、やや控えめな本命視となっている。22歳のザヤスは、28歳のガルシアに勝利すれば、リング誌でスーパーウェルター級5位にランクされるフンドラとの対戦に、今年末か2026年初頭にはこぎつけたいと考えている。


しかし今週のザヤスは、集中力を高め、粘り強いガルシアのパワーと、油断すれば番狂わせを起こしかねない実力を強く意識している。154ポンド級でガルシアはリング誌ランキング10位に位置している一方、ザヤスは現時点でランク外だ。

「次が誰かなんて気にしていない。今はホルヘ・ガルシアが相手で、彼を乗り越えなければならない。油断なんてできない。彼はチャンスを自分の力で掴んできたし、戦うためにここにいる。俺と同じように世界王者になるために来ているんだ。だから彼に集中しなければならない」とザヤスは語った。

Keith Idec は「ザ・リング・マガジン」の上級ライター兼コラムニスト。X(旧Twitter):@idecboxing。

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