ウイスマ・リマは、自分がまだ有名ではないことを理解している。しかし、10月11日にはそれを変えるつもりだ。
リマ(14勝1敗、10KO)は、フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで
ジャロン・エニスに大金星を挙げると信じている。元リング誌、IBF、WBAウェルター級王者のエニスは、この試合で
正式に154ポンド級デビューを果たす。
リマは、エニスが147ポンド級でトップだったことを認めてやまない。しかし、階級を上げた今、状況はまったく変わると考えている。
「世界ナンバーワンのウェルター級選手と戦う。彼は体重を上げる。自分はさらにレベルアップし、この階級では通用しないことを証明する」とリマはInstagramに書き込んだ。
32歳のリマは、その大半のキャリアを陰で過ごしてきた。無敗の選手を3人連続で倒しているが、まだエリートレベルの相手とは戦っていない。
しかしエニスは、世界最高クラスのファイターの一人と見なされている。最終的な目標は4団体統一王者になることだったが、4
月12日にアトランティックシティのボードウォーク・ホールでエイマンタス・スタニオニスを下した後、147ポンド級を離れる決断をした。
手札に強力な攻撃武器を揃えるエニス(34勝無敗、30KO、1無効試合)は、この試合が12ラウンドまで持つとは思っていない。
リマも愚かではない。エニスを甘く見るような発言は到底できない。しかし、それでもポルトガル出身のリマは、長年積み上げてきたものを他人に壊されるつもりはない。
「これが自分のキャリア最大の挑戦だ。一生をかけてこの瞬間のために準備してきた」とリマは続けた。