英国のファンが長年待ち望むアンソニー・ジョシュア対タイソン・フューリー戦は、ついに2026年に実現する可能性が出てくる。

トゥルキ・アル・シェイクが、2026年9月に「歴史上もっとも偉大な試合の一つ」を英国にもたらすとほのめかす。関係者の間では、その試合がジョシュア対フューリーだとみられる。

アル・シェイクは、土曜夜にコナー・ベンがクリス・ユーバンク・ジュニアに勝つ前のDAZN中継で「いまエディと話している。来年ロンドンで2つのビッグイベントをやる。サプライズになるよ」と話す。

「2月にジョシュアを私たちの国に迎える。そのあと、ボクシング史に残るビッグファイトがある。9月にここロンドンで開催するかもしれない。

答えは言わないけれど、4月にはトッテナムでビッグファイトをやる。そして9月には、イングランドのファンに向けて大きなサプライズを用意する。」

二度の統一ヘビー級王者だったジョシュアは、9月にダニエル・デュボアに5回KO負けして以来、試合をしていない。『ザ・リング』が最初に報じたように、ジョシュアは12月にジェイク・ポールとの試合で復帰する予定だ。

元『ザ・リング』ヘビー級王者のフューリーは、2024年12月のオレクサンドル・ウシクとの再戦で敗れたあとに引退しており、“ジプシー・キング”をリングに呼び戻せるかどうかはアル・シェイク次第になっている。

ジョシュアのプロモーターであるエディ・ハーンは、2026年に向けて大きな計画が進んでいることを認める。

ハーンは「俺たちは何年もこの試合（ジョシュア対フューリー）にワクワクしてきたし、実現させるのは彼（アル・シェイク）だと信じる。アンソニー・ジョシュアに関することはすべてトゥルキ・アル・シェイクと動く。今週も一緒に話し合って、ジョシュアの将来について多くの計画がある。彼は世界ヘビー級王座を取り返したいし、もちろんタイソン・フューリーと戦いたい」と話す。

「彼に仕事を任せる。俺は口が軽いから黙っておくよ。ここにいる全員が見たいと思っているあの試合を、なんとか実現させたい。」