関係者によると、アンソニー・ジョシュアとジェイク・ポールが12月にヘビー級戦で対戦する契約を最終調整中であることが『ザ・リング・マガジ』の取材で明らかになった。

ポールは当初、11月14日にフロリダ州マイアミのケセヤ・センターで、Netflixによる生中継のもとジャーボンテイ・デイビスと対戦する予定だった。しかし、ライト級王者であるデイビスに対して家庭内暴力の疑いがかけられたため、この試合から除外された。

ポールはその後、新たな対戦相手を探し、『ザ・リング・マガジン』が報じたように、ライアン・ガルシアやテレンス・クロフォードにも打診を行った。

しかし最終的に、元2度の統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアがデイビスの代役として名乗りを上げ、試合はマイアミで開催される見通しとなっている。

ジョシュアが最後にリングに立ったのは、2024年9月にダニエル・デュボアに5回KO負けを喫した試合である。プロモーターのエディ・ハーンは、36歳のジョシュアが年内に復帰する可能性を示唆しており、2026年2月にも五輪金メダリストのカムバック戦が予定されていると述べていた。

「我々のチームは、すべての関係者と緊密に連携し、この状況に責任をもって対応してきた。」と、モースト・バリュアブル・プロモーションズ（Most Valuable Promotions）のCEOであるナキサ・ビダリアンは、デイビスがポールとのエキシビションマッチから外れた後、今月初めに発表した声明で述べた。

「今回のイベントは中止となるが、2025年にジェイク・ポールがNetflixのメインイベントを飾るという計画は変わらない。新しい日程、開催地、ジェイクの対戦相手、そして追加試合の詳細については、最終決定次第すぐに発表する予定だ。Netflix、ケセヤ・センター、そしてセミノール・ハードロック・ホテル＆カジノの協力に感謝している。」

なお、10月にはデイビスの元恋人であるコートニー・ロッセルが、マイアミ・デイド郡でデイビスを提訴。加重暴行、虚偽監禁、誘拐、そして故意による精神的苦痛の加害を訴えている。