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ティア・アイトン(18歳)、トロフィーに彩られた華々しい格闘技歴を経てマッチルームでプロデビューへ
インタビュー
Matt Penn
Matt Penn
RingMagazine.com
ティア・アイトン(18歳)、トロフィーに彩られた華々しい格闘技歴を経てマッチルームでプロデビューへ
ボクシングの道をティア・アイトンがいかに早く歩み始めたかを知るには、父マイクが2013年に彼女の才能を披露するために立ち上げたYouTubeチャンネルを見れば一目瞭然である。

最初の動画のタイトルは「Tiah Ayton 6 vs. Boy 7 Kickboxing(ティア・アイトン6歳対7歳の男の子 キックボクシング)」というものである。その後も、「Tiah Ayton 6 pulling 15kg in a sprint(ティア・アイトン6歳、15kgを引きながら全力疾走)」、「Tiah Ayton three boys 3 min rounds sparring(ティア・アイトンが3人の少年と3分ラウンドのスパーリング)」といった、同様のタイトルの動画がさらに14本アップロードされた。

このチャンネルは、ティア・アイトンがエディ・ハーンおよびマッチルームとの契約を結び、今週末にバーミンガムでプロデビューを果たすこととなった現在に至るまで、彼女が7歳になった時点を最後に更新されていない。

だが学生時代、このチャンネルは校内の廊下や教室で話題となり、ストップ勝ちも多く無敗の戦績を誇っていたアマチュア時代のアイトンにとっては、非常に気恥ずかしい存在だったようである。

「パソコン室でみんなが私の名前を検索して、私の方をじっと見てきて……すごく恥ずかしかった」と、アイトンは『ザ・リング・マガジン』に語る。




「今では誇りに思ってるけど、マネージャーがYouTubeの私の動画を見つけて送ってくると、『ああ、やめて、それもう今の私じゃないから誰にも見せないで』って思っちゃうの」

「当時は、誰かが私と戦いたいと言えば誰とでも戦わされていた。だから今の私がこんなにもタフなんだと思う。ある時なんて、女子カテゴリーで優勝した後、男子カテゴリーにも出されて、それも勝っちゃったのよ」

マッチルームがアイトンと契約を希望した理由は明白である。エディ・ハーンが、今後しばらく「中堅クラス」の女子試合を減らしていくと認めたにも関わらず、アイトンのSNSを2024年末にフォローしたことでその意志を示していた。

ハーンの見解では、「ビッグファイト」には大きな市場が、「エントリーレベル」には一定の市場があるという。なお、統一女子スーパーバンタム級王者のエリー・スコットニーは最近、ジェイク・ポール率いるMost Valuable Promotionsに移籍しており、同団体はこの数か月間、女子トップ選手の獲得に力を入れている。

それでもハーンは、アイトンこそが「女子ボクシング界の次なるスーパースターになる運命にある」と信じている。

18歳のブリストル出身であるアイトンは、キックボクシングやムエタイを皮切りに格闘技の道を歩み始め、エディ・ハーンとマッチルームが彼女の契約を何としても勝ち取りたかった理由を裏付けるような数々の輝かしい実績を次々と語っている。

「キックボクシング、ムエタイ、柔術、MMAをやってきた。今はボクシング。でも私はキックボクシングの世界チャンピオンだったし、ムエタイでも世界チャンピオンだった。イギリス、ヨーロッパ、その他いろんなタイトルも獲得してきた。MMAではキプロスで試合したこともある。ボクシングではナショナルチャンピオン5回、世界チャンピオン、トライネーションズチャンピオンよ」

今年初め、アイトンは元WBC女子フェザー級王者スカイ・ニコルソンのスパーリングパートナーとしてキャンプに招かれた。ニコルソンはその後、3月にティアラ・ブラウンに敗北を喫している。ハーンはそのスパーを視察していた。




「(ハーンは)私が世界戦に出場していた11月にインスタをフォローしてくれたの。そのあと、スカイとのスパーで彼が見に来てくれて。そこから彼が私を契約したいって話をしてくれるようになったの」

「フォローされたとき、すぐにお父さんに電話したの。『信じられないことが起きた! エディ・ハーンにフォローされたのよ!』って言ったら、『えっ?!』って驚いてて。『これでプロになれるかも、契約してくれるかもしれない』って。それで今こうしてここにいるの」

アマチュア時代、アイトンの戦績は(21勝0敗9KO)だったが、プロの世界はまったく別の競技とすら言われる世界である。しかし、彼女はそのことに不安を抱いていない。むしろファイトウィーク中のカメラの存在の方が気になっているという。

「最初の数発を打ったら、『これはいける』とか『ちょっと手ごわいかも』って分かるの。

一番緊張しているのは、実はリングに入場する瞬間なの。正直、めっちゃ怖い。でもリングに入ってしまえば平気。戦うこと自体が一番簡単なのよ。カメラが一番苦手なの」

「今まで通りに進んでほしいし、KOも見せたい。とにかく、観てくれてる人たちを楽しませたいの」


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