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スーパーミドル級で評価急上昇中のトミー・ハイド、同僚トロイ・ジョーンズから刺激を受ける
インタビュー
Mosope Ominiyi
Mosope Ominiyi
RingMagazine.com
スーパーミドル級で評価急上昇中のトミー・ハイド、同僚トロイ・ジョーンズから刺激を受ける
メルボルン(オーストラリア)での思い出深い遠征を締めくくる形でストップ勝ちを収めてから3週間、アイルランドのスーパーミドル級コンテンダー、トミー・ハイドはすでに次の試合に向けて準備を始めている。

対戦相手はまだ未定だが、25歳のハイド(11勝0敗、8KO)は来月、彼が「第二の故郷」と呼ぶボストンでのリング復帰を予定しており、大陸をまたぐ遠征について尋ねられると、満面の笑みで答える。

セントキルダ郊外で3週間の準備期間を過ごしたハイドは、今回のオーストラリア遠征を「人生で最高の経験のひとつ」と呼ぶ。対戦相手のタンザニア人サウスポー、アニュアリー・ムラワ(8勝2敗)は、1ラウンド持たなかった。

「何年にもわたって多くのアイルランド人がオーストラリアに移住してきたけど、あの雰囲気やライフスタイルが本当に気に入った。人々もすごく親切だし、最近オーストラリアに移った友人にも会えたし、信じられないくらい設備の整ったジム、美味しい食べ物、良い天気、すべてが揃っていた」と彼は『ザ・リング・マガジン』に語る。

「ボストンに関して言えば、まさに自分にとっての“第二の故郷”なんだ。プロになってから一番多く戦っている場所で、次で6戦目になる。今回も観客を沸かせたいと思ってるよ」

コーク出身のハイドは現在、4戦連続KO勝利中であり、昨秋にマンチェスター拠点のリー・ビアードとチームを組んで以来、試合時間はどんどん短くなっている。だが、それは水面下での技術向上が止まっているという意味ではない。


「リーは素晴らしいコーチで、ものすごい経験を持っていて、その知識を毎日ジムで僕たちに伝えてくれる。ジムの中は、みんなの間に競争心があってとても刺激的な雰囲気なんだ」

アイルランドのメディアは、ハイドの近年の試合での機動力やリングカットの技術向上に注目しているが、この会話の中で彼が特に熱心に語るのは、同じくリー・ビアードの指導を受けているもう一人の才能ある選手の進化についてである。


イングランド・ライトヘビー級王者トロイ・ジョーンズ(12勝0敗、6KO)は、今週末にノッティンガムで行われるクイーンズベリー興行のセミメインで、意欲的な挑戦者エズラ・テイラー(11勝0敗、8KO)を相手に2度目の防衛戦に臨む。メインイベントはアンソニー・カカーチェ対リー・ウッド戦。

ハイドは、イングランド北西部にある拠点で毎週スパーリングを重ねている26歳のトロイ・ジョーンズについて惜しみない賛辞を送り、大胆な予想を語った。

「小さな会場の興行から始めて、昨年11月のエドワーズ対ヤファイのアンダーカードにまで上り詰めた。トロイはこれまで出会った中でも最も努力家の一人だ。今回の試合は大きなインパクトを残す勝利になるだろう」

「エズラもいい選手だよ、誤解しないでほしい。ただ、トロイの方がすべてにおいて上回っている。強くて、フィジカルがあって、上手い。年末までにはさらに大きな舞台に進んでいるはずさ。ルイス・エドモンドソンが“次はエズラとやる”って言ってたけど、そんなことにはならない。トロイが彼をノックアウトするよ。彼は素晴らしいファイターで、すべてのトレーニングに心と魂を注ぎ込んでいる。俺たちはジムで互いを高め合ってるし、彼にはこれから訪れるすべての成功がふさわしいんだ」

ハイドは、元統一世界ミドル級王者ケリー・パブリクや、2023年に国際ボクシング殿堂入りしたカール・フロッチに通じる頑固さがジョーンズにはあると語る。ジョーンズをよく知る者たちが彼をいかに高く評価しているかが伝わってくる。

またハイド自身も、幼い頃からボクシングに親しんできた中で、同世代の選手たちやアイルランドの仲間たちからも刺激を受けている。


アーロン・マッケンナは、先月のユーバンク対ベン戦のアンダーカードで元世界王者リアム・スミスを相手にキャリア最高のパフォーマンスを披露し、一躍表舞台に名乗りを上げた。ハイドは、自身もそのような舞台に手が届く位置にいると感じている。

「アーロンがこのレベルに到達したのを見るのは素晴らしいことだ。イギリス史上最大級の興行の一つで、それに自分も出たいと思う。トロイはカカーチェ対ウッド戦のセミメインを務める。僕も近いうちにそういう場に立ちたい。大規模な興行、スタジアムでの試合、観客が多くて、試合週の盛り上がり、記者会見や計量。子供の頃からそういう世界に触れてきたから、自分の番が来るのが待ちきれない。もうすぐだよ」



「すべては、自分がマンチェスターに移ってリーとトレーニングを始めたことから始まった。ファイターとしてすごく成熟してきたし、攻撃の組み立てや相手のコントロールも上達している。ボクシングも、必要なときに打ち合いもできるようになってきた。すべてが良くなっているよ。リーは経験が豊富で、スパーリングの面でも素晴らしい。キャンプでは最高のスパーリングパートナーが揃っているから、毎週のように成長を実感している」

無名の相手に勝ち星を重ねる中で、ステップを飛ばしてキャリアの分岐点となる試合に急ぎすぎてしまうケースもあるが、ハイドのキャリアにはその心配はない。着実な道を進んでいる。

8ラウンド戦を4試合連続で経験したトミー・ハイドは、近いうちに自然なステップアップとして10ラウンド戦への移行を視野に入れている。

年内には、主要4団体のいずれかで地域タイトルやランキング対象の王座をかけた試合に臨み、そこからトップ15入りを果たしてさらに上を目指す構えだ。

「我慢することを学んだよ。直前でキャンセルされた試合もたくさんあったけど、今はただ成長し続けたいと思ってる。自分の名前をもっと広めて、知ってもらわなきゃいけない。いい試合と印象的な勝ち方が、その道を切り開いてくれるはずだ」


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