ロンドン(イングランド)—
ハムザ・シェラーズが、
エドガー・ベルランガを違法なハンドラップでノックアウトしたとする疑惑について沈黙を破り、「それはむしろ褒め言葉だ」と語った。
シェラーズは、7月12日にニューヨークで行われた「Ring III」大会のスーパーミドル級戦で、
ベルランガを第5ラウンドで下している。
しかし数日後、ベルランガの妻であるジェネシス・カルデロンがインスタグラムに詳細な写真スライドを投稿し、シェラーズの左手のラップに不審な点があると指摘した。
彼女は、ラップの変色が「樹脂やエポキシの可能性がある」と主張し、調査を求めた。「エドガーはカネロ(アルバレス)とは12ラウンド戦って顔も無傷だったのに、今回はそれよりひどい状態だった」と書いている。「それが全てを物語っているわ。」
「まったく馬鹿げている」とシェラーズは土曜夜に『ザ・リング・マガジン』に語った。
「むしろ褒め言葉と受け取っている。俺が彼にそれほどのダメージを与えたからこそ、ああまでして言い訳を探そうとしてるんだ。
『ハムザ・シェラーズがその夜は上だった』というだけの話なのにね。どんな疑いを投げかけても構わないよ。」
キャリア最高のパフォーマンスとも言えるこの試合で、シェラーズは第4ラウンドにベルランガ(23勝2敗、18KO)を2度ダウンさせ、第5ラウンド開始からわずか17秒で試合を終わらせた。
シェラーズは現在、
9月13日にラスベガスでテレンス・クロフォードと対戦する予定のカネロ・アルバレスが保持するスーパーミドル級4団体統一王座への挑戦候補に浮上している。
28歳のベルランガは、直近の3戦のうち2試合で敗れている。