フロイド・メイウェザーからモハメド・アリ、マイク・タイソンまで――
シャクール・スティーブンソンは歴代の偉大な名王者たちの映像を見てきた。
「彼こそがG.O.A.T.(史上最高のボクサー)だ」 とスティーブンソンは *Daily Mail Boxing* に語った。
スティーブンソンは長年にわたってクロフォードを絶賛してきたが、土曜夜には懐疑的な人々も彼の評価に同意せざるを得なくなると信じている。
およそ12時間後、クロフォード(41勝無敗31KO)は
ラスベガスのアレジアント・スタジアムで
カネロ・アルバレスと向かい合う。試合は米東部時間午後9時からNetflixで世界同時配信される。
文脈は重要だ。37歳のクロフォードは今回、
2階級上げて
スーパーミドル級デビューを迎える。もし勝利すれば、ネブラスカ州オマハ出身の彼は5階級制覇王者となるだけでなく、男子では史上初めて3階級での4団体統一王者となる。
スティーブンソン自身も数々の実績を誇るが、クロフォードのトロフィーコレクションは次元が違う。彼は
クロフォード勝利を予想しているものの、
アルバレス(63勝2敗2分39KO)が歴代屈指の名王者であることも理解している。
35歳のアルバレスは、
今年5月3日にサウジアラビア・リヤドで行われたウィリアム・スカル戦で精彩を欠いたものの、辛くも勝利をもぎ取ったばかり。一方、クロフォードは2024年8月にイスラエル・マドリモフを下し、WBAジュニアミドル級王座を奪取している。
アルバレスとの対戦は極めて困難な挑戦になるのは間違いない。だが「史上最高のボクサー」はすでに準備万端だとスティーブンソンは断言する。
「G.O.A.T.は準備できている」 と彼は言った。
「最高のテレンス・クロフォードを見ることになる。俺にとって彼はG.O.A.T.だ。この試合の前からずっと、彼は史上最高なんだ」