ロサンゼルス――
セバスチャン・フンドラと
ティム・チューが、7月19日に行われる再戦のプロモーションツアーの一環として、火曜日に4日ぶり2度目の顔合わせを果たした。
WBC世界スーパーウェルター級王者のセバスチャン・フンドラは、再戦ではティム・チューにより決定的な結末が待っていると約束。「ザ・タワリング・インフェルノ」の異名を持つフンドラは、
ラスベガスで開催されるマニー・パッキャオ対マリオ・バリオス戦のセミファイナルとして行われるこの試合で、オーストラリア人のキャリアが炎に包まれる可能性をほのめかした。
「この試合は判定までもつれ込まないと思う」と、セバスチャン・フンドラはロサンゼルスのLAライブ内ノヴォで行われた記者会見で語った。「初戦以降、ハードなトレーニングを積んで成長してきた。去年は素晴らしい年だったが、今年はさらに良くなるはずだ」。
「ティム・チューは偉大なファイターで、もう一度彼と12ラウンドを戦えるのは嬉しいことだ。前回はかなりフェアに彼に勝ったと思っているし、今回もそれを繰り返すだけだ」。
2024年3月に行われた初対決は記憶に残る激戦となり、セバスチャン・フンドラ(22勝1敗1分、14KO)がスプリット判定でティム・チュー(25勝2敗、18KO)を打ち破った流血戦だった。チューの生え際にできた大きな裂傷が試合の流れを大きく変え、フンドラが僅差で勝利をもぎ取った。
「ティムがあのカットから完全に回復していることを願ってる。激しい試合になるといいな」とフンドラは語った。「過去のパフォーマンスは常に改善できる。完璧な試合なんて誰もできない。今回はいくつかの修正を加える。それは試合当日に明らかになるだろう。」
長らく計画されていた
エロール・スペンス・ジュニアとの試合が実現しなかった後、
フンドラは3月に復帰戦としてショーデイル・ブッカーを4ラウンドでストップした。一方のチューは、10月にバフラム・ムルタザリエフにKO負けを喫したが、4月にはジョーイ・スペンサーを
4ラウンドでノックアウトし復帰を果たした。
チューは当初、元ウェルター級世界王者
キース・サーマンとの対戦が予定されていたが、再戦条項を行使し、フンドラとの再戦に踏み切った。
フンドラは、初戦で残った疑念を完全に払拭する覚悟も見せている。その証拠に、
ザンダー・サヤスとの対戦に進むのではなく、
自らWBO王座を返上する道を選んだ。
「自分はまだ成長し続けていて、すべての星が自分に味方している」とフンドラは語った。「本当の意味でのフィジカルが仕上がってきていて、こうした大舞台で戦えるようになってきた。一歩一歩がとてつもなく大きいけど、父でありトレーナーのフレディの言葉に耳を傾けていれば、しっかり準備は整う」。
「素晴らしい相手との再戦が実現して本当に嬉しい。前回は素晴らしい試合を見せられたし、今回もきっと同じような試合になると確信している。自分が世界最高の154ポンドファイターである理由を、みんなに示す準備はできている」。
Manouk Akopyan は「ザ・リング・マガジン」の主任記者。X(旧Twitter)およびInstagram:@ManoukAkopyan がフォローできます。