元IBF世界バンタム級王者の
西田凌佑は、スーパーバンタム級での再起に向けて調整を進めており、当初は元IBF世界フライ級王者
ジャーウィン・アンカハスとの対戦が見込まれていたが、木曜日に発表されたところによると、対戦相手は
ブライアン・メルカドに変更された。
両者は2月15日、日本・大阪の住吉スポーツセンターで開催される「Cosme Felice & Emravi presents You Will Be the Champion 27」の一環として、IBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦で対戦する。
「世界王者を目指す野心を持ったファイターと戦いたかったので、モチベーションは高い」と西田(10勝1敗, 2KO)は、木曜日に行われた試合発表の記者会見で語った。「勝って自信をつけたい」。
「映像は一度見たが、メキシカン特有のリズムがあり、アッパーとパンチ力もある。トレーナーの[竹市康介]と一緒に、どう対策するかを大まかに組み立てている。」
6月8日に行われたIBF・WBC世界バンタム級王座統一戦で
中谷潤人に6回TKO負けを喫して以来、西田にとってはこれが復帰戦となる。その試合では肩を負傷したが、現在は完全に回復している。
29歳のサウスポーである西田は、家族の事情で試合ができなくなったアンカハスではなく、メルカドと対戦することになった点について、記者会見で満足していると認めた。
「[アンカハスは]井上拓真という日本人に負けてはいるが、強いファイターだ。ただ、自分としては下降線にある相手だと思う」と語った。「勝ったとしても、その勝利が自分の評価を大きく押し上げるとは思えない。」
危険なメキシコ人相手に勝利した場合の目標は、
井上尚弥と中谷潤人による対決の勝者への挑戦となる。その一戦は、両者が12月27日に開催される
「Ring V: Night of The Samurai」で暫定戦を勝ち上がれば、5月に実現する予定とされている。
「中谷が勝てば、リベンジしたい。井上が勝てば、彼と戦いたい。勝者とやりたい」と語った。
西田は2019年にプロ転向し、わずか3戦目で元世界王座挑戦者の大森将平を相手に8回判定勝ちを収めた。続く試合では、元WBC世界フライ級王者の
比嘉大吾を12回にわたって支配し、大差のスコアで下している。
次戦では手首を負傷し、長期離脱を余儀なくされたが、復帰後はIBF挑戦者決定戦でメキシコのクリスチャン・メディナを12回判定で下して再び上昇気流に乗った。さらに同じ12回戦でエマヌエル・ロドリゲスを破り、IBF王座を獲得した。
アヌチャイ・ドンスアを7回試合ストップで下す初防衛に成功した後、この夏に中谷潤人が西田を王座から引きずり下ろし、その後中谷自身はさらに階級を上げる選択をした。
一方、メルカドは2014年にプロ転向。Ringスーパーバンタム級ランキング10位の挑戦者は、2015年9月にリゴベルト・ナバとの4回戦スプリット判定でキャリア2戦目の敗戦を喫して以降、31連勝を積み重ねている。
充実度を増す戦績の中でも、南アフリカのムズブキレ・マグワカを1回TKOで下した勝利、フィリピンの長年のコンテンダーであるアーサー・ビラヌエバを9回KOで破った一戦、そして元世界王座挑戦者ホセ・ベラスケスに10回判定勝ち(3-0)を収めた試合が、主な白星として挙げられる。
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