リング&IBF王者
ジャイ・オペタイアは先週末、
指名挑戦者ヒュセイン・チンカラを8回で豪快に片づけ、4連続ストップ勝ちを記録。年間3度の防衛で、2019年以来となる多忙な一年を締めくくった。
2019年当時は国内・地域レベルから世界トップ層へと階段を駆け上がっていた時期でもあり、カナダの
ライアン・ロジッキは、30歳のオペタイアの実力と200ポンド級トップとしての地位に敬意を払っている。
ただし、
リング誌クルーザー級4位のロジッキは、現在のオペタイアの対戦相手よりも自分のほうが遥かにレベルの高い挑戦になると自信を示す。
「見る限り、あいつはたぶんこの階級で一番だと思う」とロジッキ(20勝1敗、19KO)はリング誌に語った。
「もしその試合の話が来るなら、100%受ける。オペタイアはまだ俺レベルの相手と戦っていない。いくつか試合を見たが、対戦相手のレベルは低い。」
先週土曜のチンカラ戦で、序盤に王者オペタイアが危うい場面を迎えたのを見たロジッキは、同世代のチャンピオンに警告を送る。
「俺の意見では、相手は世界クラスには見えなかった。オペタイアは2ラウンドで被弾してグラついていた。もしあれが俺の右拳だったら、耐えられなかったはずだし、絶対に起き上がれなかったと思う。」
オペタイアの攻撃的な入りは、2ラウンドで逆にチンカラの狙いにハマり、無名の挑戦者の右を2発食らって足元を乱された。試合後、オペタイアは明らかに苛立ちを見せ、自分のパフォーマンスに不満を漏らしたが、
統一戦が進まない不満も相まって、2026年に向けて集中力を新たにするきっかけにはなるだろう。
近ごろのオペタイアの試合では、デビッド・ニイカ、そして今回のチンカラに被弾した場面が目立ち、もしかすると“自信過剰”や“本当の強敵と戦えていないこと”が影響しているのかもしれない。
そこでロジッキは、現在のクルーザー級トップに向けて強い警告を送る。
「自分のハイプを真に受けるな」と彼は言う。「周りの連中が何を言おうが、気をつけたほうがいい。お前は自分を“ブギーマン(恐れられる存在)”だと思っているかもしれないが、実際はそうじゃない可能性のほうが高い。」
ロジッキのプロモーター、The Lions Promotions のダニエル・オッターも、オペタイア戦には前向きだ。
「ジャイはよく“みんな自分を避けている”と言っているが、俺たちからするとライアンもずっと避けられている」とオッターは語る。「もしジャイがそう言い続けるなら、ライアンはいつでも戦う準備ができている。」
質問やコメントはAnson宛てに [elraincoat@live.co.uk](mailto:elraincoat@live.co.uk) まで送ることができ、Xでは
@AnsonWainwr1ght をフォローできる。