RingとIBFクルーザー級王者
は、他の王者たちの動向が定まらない中で、平凡なマッチアップを余儀なくされている。
オペタイア(28勝無敗, 22KO)は、12月6日にオーストラリア・クイーンズランドで
フセイン・ジンカラ(23勝無敗, 19KO)を相手に再び指名試合での防衛戦に臨む予定だ。
しかし、2026年にはオペタイアはより意味のある激闘を求めており、WBA・WBO王者
ヒルベルト・ラミレスやWBC王者
バドゥ・ジャックとの対戦を狙っている。
オペタイアは木曜、試合を発表した後に記者団へこう語った。「リングに戻れて気分はいい。もちろん俺たちは統一戦を望んでいるが、またしても道を外されてしまった。でもやるべき仕事がある。目標は依然として統一王者になることだ。だから12月6日にしっかりと片をつけなければならない」
「リングでの一戦一戦、踏み出す一歩一歩が俺にとってはメッセージなんだ。これは戦争だ。相手が持ち込むものすべてに備えているし、今回も例外じゃない。俺はその舞台にふさわしいし、統一戦を戦う資格がある」
「スルド」ことラミレスは、この夏に肩の手術を受けたため戦列を離れている。一方、
ジャックは5月のマジョリティ・ドローの後、ノエル・ミカエリアンとの再戦を控えている。
オペタイアは来年に他の王者たちと拳を交え、その先に現在WBCライトヘビー級王者として戦っている
デビッド・ベナビデスとの夢の一戦を実現させることを狙っている。ベナビデスは条件次第で階級を上げる意向を示している。
「ベナビデスと戦いたい――やろうじゃないか」とオペタイアは語った。「その試合に向けて気持ちは高ぶっている。ベナビデスと戦うのは本当に望んでいることだ。彼は偉大なファイターで、多くの支持を得ていて、数々の強豪とリングに上がってきた。その課題をクリアしたら、どうなるか分からない。もしかしたらそこでヘビー級の章が始まるかもしれない。ヘビー級に行くのは、周りが押し付けてくるときじゃなく、俺が準備ができたと言うときだ。金を追いかけているわけじゃない。俺が追いかけているのは夢だ。ただし誰かのために自分の道を急ぐつもりはない。統一王者になることは人生を通じて抱いてきた夢であり、俺は必ずそれを実現する」
その一方で、オペタイアは二流の相手と対戦せざるを得ない状況が続いている。2022年と2024年のマイリス・ブリエディスとの激闘の判定勝ち2試合を除けば、彼の戦績にはスター性のある名前が欠けている。
その間には、ジョーダン・トンプソン、エリス・ゾロ、ジャック・マッシー、デビッド・ニイカ、クラウディオ・スクエオといった面々に快勝でストップを収めている。
無敗とはいえ、無名の40歳フセイン・ジンカラも12月にはまたしても勝ち目の薄い相手と見られている。
Manouk Akopyanは「ザ・リング・マガジン」主任ライター。
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