世界ランク入りしているクルーザー級の
ライアン・ロジッキは、5月初旬にWBCクルーザー級王座を懸けて
バドゥ・ジャックと対戦する予定であった。
しかし、カナダ出身の強打者であるロジッキはスパーリング中に上腕二頭筋を断裂し、
試合を断念せざるを得なくなった。
現在、
『The Ring』誌のクルーザー級ランキングで第5位に位置するロジッキは、手術を受けた後すでに次のステップに向けて動き始めている。
「すでにリハビリは始めている。医師によれば、夏が終わる前には復帰できる見込みだ」と、ロジッキ(20勝1敗1分、19KO)は『ザ・リング・マガジン』誌に語った。
ロジッキは現在、複数の法的問題に直面しているが、現時点ではその詳細について語ることはできない。ただし、
バドゥ・ジャックおよび代役となったノエル・ミカエリアンのパフォーマンスには特段の感銘を受けなかったという。
「最後まで試合を観ることすらできなかった」と彼は認めた。「自分が観たいと思うタイプの試合ではなかった。勝利したジャックにはおめでとうと言いたいけどね。」
一方で、クルーザー級戦線は今月にも活発な動きを見せそうである。
「クラウディオの試合を観たことはないけど、これはボクシングだから何が起きても不思議じゃない」と語ったロジッキは、その後、有望な豪州選手オペタイアとの将来的な一戦についてこう述べた。
「ジェイは素晴らしいファイターだし、俺たちのスタイルがぶつかれば最高の試合になるだろう。ぜひ戦いたい。絶対に激しい戦いになるはずだ。」
「いいカードだよ」と彼は述べた。「ドルティコスには常に一発逆転のパンチ力があるし、これまでに強豪との試合もこなしてきた。試合後にどちらかと戦えるなら、ぜひやりたいね。」
ロジッキは依然としてWBC王座獲得を目標としており、その道から外れるつもりはない。ただし、
WBCが今週ジャックとミカエリアンの再戦を指令したことにより、復帰後は他の試合で調整を重ねる可能性もある。
「俺のターゲットは、そのベルトを持っている誰であれだ」と彼は語った。「すぐにでもWBCのベルトを懸けて戦いたいが、今後の展開を見て判断するつもりだ。」
質問やコメントはAnson(elraincoat@live.co.uk)まで。また、Twitter(@
AnsonWainwr1ght)でもフォロー可能である。