デヴィン・ヘイニーは本来、11月22日にWBOウェルター級王者
ブライアン・ノーマン・ジュニアではなく、
ライアン・ガルシアとの再戦を行う予定だった。
しかしガルシアは5月、
ロランド・ロメロにダウンを奪われ、判定で敗れたことで約束を果たすことができなかった。同じ夜、ニューヨーク・タイムズスクエアで開催されたRing主催の「Fatal Fury」興行では、ヘイニーが
ホセ・ラミレスに対して精彩を欠く判定勝ちを収めている。
ヘイニーが次戦の日程をすでに決めている一方で、ガルシア(24勝2敗、20KO、1ノーコンテスト)はリングから離れ、自身の復帰戦を模索している。復帰の舞台は、
来年初めにWBCウェルター級王者
マリオ・バリオスとの対戦になる可能性が高い。
その間ガルシアは、ヘイニー(32戦全勝、15KO、1ノーコンテスト)対ノーマン(28戦全勝、22KO、1ノーコンテスト)の一戦を見届けることになる。この試合はサウジアラビアで開催される「The Ring IV: Night of the Champions」大会の一部として、
DAZN PPVで配信される(英国:£24.99/米国:$59.99)。
「デヴィン・ヘイニーが勝つと確信している」とガルシアはSNSに投稿した。「理由は単純に経験だ。ヘイニーはきっと答えを見つけ出すと思う。今回の試合はスピードやパワーの問題ではない。デヴィンはノーマンを苛立たせる展開にするだろうが、ノーマンが俺の予想を覆す可能性も十分にある。見届けよう。」
最終的な結果を予測しきれないのはガルシアだけではない。DraftKingsによると、ノーマンはオッズでマイナス135の本命とされ、二階級制覇王者のヘイニーはプラス110のわずかな下馬評となっている。
もしガルシアがバリオスに勝利すれば、ノーマン対ヘイニー戦の勝者との王座統一戦に強い関心を示すことは間違いない。
ガルシアは今週、ジェイク・ポールの対戦相手として、欠場となったジャーボンテイ・デービスの代役を務めることにも関心を示していたが、
プロモーターのオスカー・デ・ラ・ホーヤがその提案を退けた。
「ジェイク・ポールと戦えなかったのは俺のせいじゃない」とガルシアは語った。「あいつとはすぐにでもやるつもりだったし、そのあと2月に本当の試合をするつもりだった。ずっと準備はしてきたけど、大丈夫だ。悪意を持つ者は結局最後には勝てない。」
Manouk Akopyanは「ザ・リング・マガジン」主任ライター。XとInstagram:@ManoukAkopyan をフォロー。