スーパーミドル級で実現可能な最高峰の一戦の一つが、2026年初頭に組まれる可能性が浮上する。
『
ザ・リング』が得た情報によると、リヤド・シーズンは無敗のスーパーミドル級コンテンダーである
ディエゴ・パチェコと
ハムザ・シーラズの対戦に関心を示す。開催時期は2月が想定されるが、これは土曜にカリフォルニア州ストックトンで、当時無敗だったケビン・レレ・サドジョにユナニマス・ディシジョン勝利を収めたばかりのパチェコにとって、短期間での再起戦となる。
パチェコ(25勝0敗、18KO)は、タフなサドジョ(26勝1敗、23KO)に8回のダウンを喫しながらも、117-110、116-111、115-112の採点で勝利を手にする。24歳のパチェコは2025年を3戦全勝で終え、そのすべてをユナニマス・ディシジョンで制す。
身長193センチのパチェコは、WBO3位を含め主要4団体すべてでランクインしており、
『ザ・リング』のスーパーミドル級ランキングでは5位につける。同じく長身のスーパーミドル級で身長191センチのシーラズ(26歳)は、WBCミドル級王者カルロス・アダメスとの物議を醸したドローから立て直し、7月12日、168ポンド初戦で
エドガー・ベルランガから5回までに3度のダウンを奪ってストップ勝ちを収める。シーラズ(22勝0敗1分、18KO)は『ザ・リング』のスーパーミドル級で8位にランクされ、WBCおよびWBOで2位を含め、主要4団体すべてでトップ6以内に名を連ねる。
WBCは、テレンス・クロフォードから王座を剥奪したことを受け、無敗のコンテンダーであるクリスチャン・ムビリ(29勝0敗1分、24KO)とシーラズによる暫定ではない空位のスーパーミドル級王座決定戦を指令する。一方でクロフォード(42勝0敗、31KO)は、IBF、WBA、WBO、そして『ザ・リング』の統一王者としての地位を維持する。
両者は複数の主要団体で高位にランクされており、仮に対戦が実現すれば、世界王座が懸かる一戦へと発展する可能性を秘める。