IBF世界ジュニアウェルター級王者
リチャードソン・ヒッチンズは、WBO王者
テオフィモ・ロペスとの対戦を待ち続けることに疲れ、次へと進んだ。そして彼は似たような状況にある潜在的な相手を知っている。
ラモン・ローチである。ローチは、3月1日に行われた試合での引き分けを受け、ライト級スターの
ジャーボンテイ・デービスとの再戦を期待していたが、デービスが11月14日にジェイク・ポールとの試合に合意したため、その望みは絶たれた。
ならば、ヒッチンズ対ローチはどうだろうか?
「君にはビッグファイトなんて残っていない」とヒッチンズはXに投稿し、ローチに呼びかけた。「俺たちが望んだ試合は流れてしまった。だが君をファイターとして尊敬しているし、君は再びビッグファイトを得るに値すると思う。だから俺の140ポンドのタイトルをかけてやろう」
ヒッチンズ(20勝0敗、8KO)は、6月にマディソン・スクエア・ガーデンで
ジョージ・カンボソスを
8ラウンドKOで沈めた衝撃的な勝利の勢いを引き継ぎたいと切望している。カンボソスがキャンバスに沈み立ち上がれなかったその瞬間、ヒッチンズの人気は急上昇した。現在27歳のニューヨーカーは、その勢いをさらに大きな試合へと繋げようとしている。
これまでに
シャクール・スティーブンソンを含む複数の選手が名乗りを上げている。しかし、ヒッチンズは明らかにローチとの対戦に興味を示している。ローチ自身もまた、優れたパフォーマンスを土台に次の試合を望んでいるからである。
メリーランド州出身の30歳のローチは、スポーツ界最大のスターの一人であるデービス相手に、バルクレイズ・センターで行われた試合で互角以上の戦いを見せ、
マジョリティ・ドローという結果で世界を驚かせた。
もちろん、ローチ(25勝1敗2分、10KO)はヒッチンズに対してサイズで劣ることになるが、最近の彼は常にそのような戦い方をしてきた。
30歳のローチは依然としてWBA世界スーパーフェザー級王座を保持しているが、デービスとの試合のため躊躇なく135ポンドに上げた。また彼は140ポンドの王者たちと戦う用意があると繰り返し述べてきたが、ヒッチンズについては具体的に触れていない。