レイモンド・フォードは、最終的には130ポンド級に名を連ねるトップファイター全員と拳を交えたいと考えている。
しかし、26歳のフォードが次戦を自ら選べるのであれば、その相手は
オシャキー・フォスターになるという。
「本当にやりたいのはあの試合だ」とフォードは『ザ・リング・マガジン』に語った。「もうかなり前からずっとその試合を望んでいる。彼はライト級に上げなかった。だから、俺と戦うのが一番理にかなっている」
フォスターにとっては、135ポンド級への本格進出という選択肢も検討されていた。テキサス州オレンジ出身の32歳であるフォスターは、当初、12月6日にテキサス州サンアントニオのフロスト・バンク・センターで、
スティーブン・フルトンを相手にWBC世界スーパーフェザー級王座の防衛戦を行う予定であった。
両者の試合自体は実施されたものの、フルトンが計量で2ポンド超過したため、フォスターの王座は賭けられなかった。
しかし不可解な判断として、WBCはこの一戦に暫定ライト級王座を懸けることを決定した。
フォスター(24勝3敗、12KO)は、フルトン(23勝2敗、8KO)を大差の判定3-0で下した後、どの階級で戦うかを決めるため、わずか数週間の猶予を与えられた。
熟考の末、
『The Ring』誌のスーパーフェザー級1位コンテンダーでもあるフォスターは、新たに獲得した暫定王座を返上し、130ポンドのWBC王座を保持する決断を下した。
フォスターの決断の知らせは、フォード(18勝1敗1分、8KO)を喜ばせる結果となった。
ニュージャージー州カムデン出身のフォードは、
8月16日にサウジアラビア・リヤドのANBアリーナで行われたアブラハム・ノバ戦で、比較的接戦となったものの判定勝ちを収めている。現在、フォードはフォスターのWBC王座に挑む候補として、同団体ランキング3位につけている。
元WBA世界フェザー級王者であるフォードはフォスターを嫌っているが、五分五分の勝負になると考えていた一戦でのフォスターのパフォーマンスを過小評価することはしなかった。
それでもなお、フルトン戦でどれほど良い内容を見せたとしても、
『The Ring』誌スーパーフェザー級8位のフォードは、フォスターに信じ難いほどの打撃を浴びせることができると自信を示している。
「彼は良い試合をした」とフォードは認めた。「あのパフォーマンスを否定するつもりはない。でも、俺はフルトンじゃない。フォスターは止めるか、徹底的に叩きのめす」