IBFは、新たなスーパーミドル級王者を誕生させる準備を整える。
テレンス・クロフォードは、9月13日に
ラスベガスでカネロ・アルバレスに勝利した後、正式に引退することを最近発表する。IBFは、クロフォードの決断を確認したと発表する。
IBFは現在、空位となった王座を懸け、ランキング上位の2選手に対戦を命じる寸前の段階にある。
「国際ボクシング連盟(IBF)は、12月23日付でテレンス・クロフォードが現役を引退し、IBFスーパーミドル級王座を返上したことについて、正式な確認を受け取る」と、IBFは『
ザ・リング』に対する書面声明で伝える。「クロフォードのボクシング界における功績は卓越しており、彼が当連盟の王者であったことを誇りに思う。その献身と、偉大さを追い求める不断の姿勢によって築かれたレガシーは、今後何年にもわたり多くのボクサーに影響を与えるだろう。IBFは、テレンス・クロフォードの並外れた、傑出したキャリアを祝福し、今後の活動に幸多からんことを願う。IBFは今後、IBFスーパーミドル級ランキングにおける出場可能な上位2名の挑戦者に対し、空位王座を懸けた交渉を命じる手続きを進める」
IBFは『ザ・リング』に対し、同団体ランキング1位の
オスレイス・イグレシアスと、3位のアルバレスを最初に交渉対象として連絡すると伝える。
イグレシアス(14勝0敗、13KO)は、内容面でも非常に優れたパフォーマンスを見せる。直近では9月4日にリングに上がり、
ウラジーミル・シシキンを相手に一方的な展開の末、8回TKO勝ちを収める。28歳のイグレシアスはビッグマッチを求める発言を続けるが、次戦でアルバレスと対戦する可能性は低いと見られる。
クロフォードに敗れてから約2週間後、アルバレス(63勝3敗2分、39KO)は左肘の関節鏡手術を受ける予定であると発表する。10月23日の手術日から、最低でも2カ月間は戦線離脱となる。
トレーナー兼マネジャーのエディ・レイノソは、2026年上半期の復帰をすでに否定し、9月での復帰を視野に入れる。42勝無敗(31KO)のクロフォードが、その時期の最優先ターゲットとされる。