バージル・オルティス・ジュニアと新たにWBOスーパーウェルター級王者となった
ザンダー・サイヤスの対戦交渉は、成立に苦戦している。
その展開にプロモーターのオスカー・デ・ラ・ホーヤは大きな失望を示した。
デ・ラ・ホーヤは日曜、SNSで次のように語った。
「本当にイライラする。アメリカのボクシングは今停滞している。ファイター同士が戦いたがらないんだ。完璧な例がザンダー・サイヤスだ。ラスベガスのMGMグランドで、ペイ・パー・ビューでやれる完璧な試合がここにあるのに、君は“プエルトリコでやりたい”と言い続ける。どうやって?君のプロモーターにはテレビ契約すらないんだぞ。どこで戦うつもりだ?OnlyFansか?俺たちにはDAZNがある。PPVもある。日程もある。君とバージル、メキシコ対プエルトリコ、これはビッグだ。」
さらにこう続けた。
「何を待っているんだ?やろうじゃないか。正直、この時代が早く終わってほしい。戦いたがらないファイターばかりで、本当にくだらない。追加の数百万ドルだとか言ってばかりだ。いや、現実を見ろ。PPV、DAZN、バージル・オルティス、ザンダー・サイヤス、ラスベガスでやるんだ。何を待っている?」
金曜日、ザイヤスが交渉経過をSNSで明かした一方、『ザ・リング』のマイク・コッピングジャーは、
オルティスが10月18日にエリクソン・ルビン戦をまとめつつあると報じた。ザイヤスはゴールデンボーイ社長エリック・ゴメスがトップランクのボクシング運営担当副社長カール・モレッティに送ったメールのスクリーンショットを公開し、12月にカリフォルニアかネバダで試合を行うための50対50のオファーが提示されていたことを明らかにした。
ザイヤスは「これは本当のオファーではない。ファンに嘘をつくのはやめろ。答えはイエスだ!プエルトリコで俺に会え」と投稿した。
これに対しオルティスは「オファーのどこが不利なんだ?50対50だぞ。12月まで回復してトレーニングする時間もあるし、中立地での開催だ。逃げるな、もう3日経つのに君の側からは何の返答もない!……もし試合が実現しないなら、それは彼が望んでいないからだ」と応じた。
ゴメスはザイヤスがオファー内容を世界に公開したことに驚きを示した。
ゴメスは「長い間この仕事をしてきたが、プライベートなメールでのオファーを公開されたのは初めてだ」と述べ、「時代の流れか、言い訳が欲しいだけなのか。はっきりしているのは、ファイターとプロモーターが本当に試合を望めば実現するし、望まなければ言い訳を探すということだ」と語った。
オルティス(23勝0敗、21KO)は2月の前戦で元王者イスライル・マドリモフに判定勝ちしている。
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライターである。
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