関係者によると、オシャキー・フォスター対スティーブン・フルトンによるWBC世界スーパーフェザー級(ジュニアライト級)タイトルマッチは、12月6日にサンアントニオで行われるよう日程が再調整されている、と
『ザ・リング・マガジン』に伝えられた。
この“不運続き”の130ポンド級タイトル戦の日程変更は、これで3度目である。
フォスターは当初、8月16日にラスベガスで予定されていたジャーボンタ・デービス対ラモント・ローチの再戦のアンダーカードで、
フルトンに対して王座防衛戦を行う予定であった。
しかし、そのメインイベントが中止となったため、フォスター対フルトン戦は10月25日に予定されていたセバスチャン・フンドラ対キース・サーマン戦のアンダーカードへと移された。ところが先週、
フンドラが手の負傷を負い、その試合が延期となったことで、またもスケジュールが変更されたのである。
そして今回、フォスターとフルトンは、12月6日にサンアントニオで再び拳を交えることになった。この試合は、PBCが主催するプライム・ビデオPPV大会の一部として行われ、メインイベントにはアイザック・クルス対ラモント・ローチ戦が予定されている。
この大会は豪華な構成となっており、トップランク所属選手とPBC陣営の選手が対戦するカードが2試合組まれている。そのもう一つの試合がジャニベク・アリムハヌリ対エリスランディ・ララ戦である。
フォスター(32歳)は、『The Ring』誌スーパーフェザー級ランキング第1位の実力者である。彼は昨年11月、
ロブソン・コンセイサンとの再戦で判定勝ちを収め、王座を取り戻した。
ヒューストン出身のフォスター(23勝3敗、12KO)は、
レイ・バルガスから王座を奪取し、コンセイサン戦での敗北前に2度の防衛を成功させている。
一方、フィラデルフィア出身のフルトンは、『The Ring』誌フェザー級ランキング第4位であり、現WBC世界フェザー級王者である。フルトン(23勝1敗、8KO)は、今年2月にブランドン・フィゲロアとの再戦で判定勝ちを収め、このタイトルを獲得した。
31歳の彼は、今回の試合で3階級制覇を狙っている。フルトンの唯一の敗北は、
2023年7月、東京で行われた井上尚弥との2団体王座統一戦でのKO負けである。
この試合の報道を行った『ザ・リング』誌上級インサイダーのMike Coppingerは、マックス・ケラーマンとともに毎週月曜日に「Inside the Ring」を共同司会している。彼のX/Instagramアカウントは @MikeCoppinger。