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スティーブン・フルトンが言う、「井上尚弥に負けることは、人生で起きる最高の出来事だった」
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Keith Idec
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スティーブン・フルトンが言う、「井上尚弥に負けることは、人生で起きる最高の出来事だった」
オーシャキー・フォスターは、2年前に井上尚弥にKOされて以来、スティーブン・フルトンが変わったと見ている。

32歳のフォスターは、2023年7月に東京で行われた試合で井上がフルトンを8回で仕留め、その過程で彼から何かを奪い去ったと主張する。フルトンはその後フェザー級で2戦2勝を収めているが、フォスターの見立てに異論を唱えた。

フルトンは最近のオンライン記者会見で、井上とのスーパーバンタム級王座統一戦での敗北は、自身にとって計り知れない教訓となり、その経験を活かして再起を果たし、2階級制覇を成し遂げたと語った。

フィラデルフィア出身のフルトンは、今年2月1日に行われたブランドン・フィゲロアとの再戦を12回判定で明確に制している。10月25日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナでフォスターの持つWBC世界スーパーフェザー級王座に挑むフルトンは、同様のパフォーマンスを披露すると自信を見せている。




「心の面では失ったものより得たもののほうが多いと言うことができる」フルトンは言う。「それが自分の目から見て、より良い戦いにつながった。違うメンタルで試合に臨むこと、それが自分にとって起きた最高のことだった。あの負けが人生で起きた最高の出来事だった」

「いまは、自分でどうにもできないことに腹を立てて歩き回ることはしない。どうコントロールすべきかを理解したし、人から何を期待すべきかも分かっている──リングの中でも、リングの外でも、メディアや試合前の盛り上げでも」

「自分の振る舞い方を理解した。コントロールできないことにエネルギーを注がず、気にしないようになった。精神面で多くを得た。そして、心が完璧なら、自分の戦いも完璧になる。だから自分はあの負けから多くを得た。失ったものなんてないと言える」
31歳のフルトンは、WBCとWBOの122ポンド王座を失った。相手は『ザ・リング』パウンド・フォー・パウンド3位にランクされる井上尚弥だった。フルトンは全ての採点で井上に大差をつけられたまま8回を迎え、そこで2度ダウンを喫し、最後はストップされた。

あれから2年。ブックメーカー「ドラフトキングス」のオッズでは、フルトンがブランドン・フィゲロア戦で見せた好パフォーマンスが評価され、フォスター戦の勝敗はほぼ五分と見られている。

テキサス州オレンジ出身のフォスター(23勝3敗12KO)は、昨年11月2日にブラジルのロブソン・コンセイサン(23勝1敗10KO1無効試合)から王座を奪い返して以来リングに上がっていない。それでも『ザ・リング』の130ポンド級ランキングでは依然として1位に君臨している。

一方のフルトン(23勝1敗8KO)は、フェザー級トップ10で4位にランクされている。

この試合はPBCのPPVイベントのセミファイナルを飾る。メインでは、カリフォルニア州コーチェラ出身のセバスチャン・フンドラ(23勝1敗1分15KO)が、フロリダ州クリアウォーター出身の元WBA・WBCウェルター級王者キース・サーマン(31勝1敗1分23KO)を相手にWBC世界スーパーウェルター級王座を防衛する。


Keith Idecは『ザ・リング』の上級ライター兼コラムニストであり、Xでは @idecboxing で連絡できる。



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