EBU(ヨーロッパボクシング連合)は、ミラン・プラトとヤン・ヘリンが11月22日にパリ郊外のクリシーで、空位のヨーロピアン・ジュニアミドル級王座をかけて対戦することを発表した。
フランスのプロモーター、ユーロプロムが両陣営との交渉をまとめ、この大会を主催する。プラトは2度目のEBU王者を目指し、ヘリンはキャリア最大の挑戦に臨む。
プラト(28勝1敗、22KO)はアマチュア時代にフランス代表として活躍し、2019年10月にプロ転向。国内王座を制しながら頭角を現し、2022年11月にはスティーブン・ダニョを2ラウンドKOで下し、ヨーロピアンタイトルを獲得している。
しかし、その後の2試合目となる2023年10月、26歳のプラトはドイツの
スラワ・スポマーに10ラウンドTKOで敗れてしまう。
それでも彼はそこから立て直し、以降8連勝を飾っている。
ヘリン(18勝4敗1分、13KO)は、母国ベルギーで18歳のときにプロデビューした。キャリア序盤は8連勝と勢いに乗ったが、その後の4試合で3敗を喫する。しかし、彼はかつて自分に勝利した2人の相手を倒してリベンジを果たし、再び軌道に乗る。
そこから5連勝を重ね、このタイトル挑戦のチャンスを手にしたが、下馬評では大きな劣勢に立たされている。
なお、ヨーロピアン・ジュニアミドル級王座(154ポンド)は、2024年6月にアバス・バラオウがマコーレイ・マクゴーワンを12ラウンド判定で下して以来、争われていない。バラオウは当初プラトとの対戦が予定され、2月、3月、4月と日程が組まれていたものの、試合は実現しなかった。
アンダーカードでは、2024年パリ五輪銀メダリストのビラル・ベンナマがプロデビューを果たす予定だ。
さらに、**ピエール・ユベール・ディボンブ(23勝2敗1分、13KO)とアルメン・イェプレミャン(17勝4敗3分、6KO)**によるスーパーミドル級戦も組まれている。
そのほか、トゥールーズ出身のクルーザー級**カランバ・ケベ(1勝0敗)がアンソニー・カルパン(5勝10敗2分、2KO)**と対戦し、ベンジャミン・メンデス・タニ(8勝1敗、2KO)は年内初登場として、6ラウンド戦(対戦相手未定)に出場する予定となっている。
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