ミーキー・タロンが、クリス・ユーバンク・ジュニア対コナー・ベンのアンダーカードとして行われたフライ級戦で、フェザン・シャヒドを5回にノックアウトし、再び強烈な印象を残した。試合はトッテナム・ホットスパー・スタジアムで開催され、
DAZNでライブ配信されたものである。
リバプール出身のタロンは初回、シャヒドに対して左・右のボディショットを的確に打ち込み、ラウンド終盤には明らかにダメージを与えるなど、良い滑り出しを見せた。
2回にはシャヒドも右を数発ヒットさせたが、タロンは再び大きな一撃を決め、今度は相手のアゴに強烈な左を打ち込んだ。
3回になるとタロンのジャブが本格的に機能し始め、シャヒドがリズムを作ろうとするのを徹底的に崩していった。
4回にはシャヒドが反撃を見せ、タロンの右脇腹に重いボディショットを叩き込んだ。しかしタロンが再びジャブを戻すと、試合展開は再び彼にとって楽なものとなった。
5回、タロンは一気に決めに出たが、最初は距離が詰まりすぎて攻撃が潰されてしまう場面もあった。しかしすぐに中間距離で落ち着きを取り戻すと、シャヒドはタロンを脅かすような有効打をほとんど出せない状態に追い込まれた。そしてラウンド終了間際、ついに決定打が訪れた。
シャヒドがタロンの左をかいくぐろうと頭を下げた瞬間、ジョー・ギャラガー門下のタロンが右アッパーを放ち、これが相手のアゴに正確に命中した。シャヒドはカウント10に応じることができず、タロンはこれで11戦全勝という無敗記録を更新したのである。