エディ・ハーンは、サウジアラビア総娯楽局(GEA)議長でありリヤド・シーズンの責任者でもあるトゥルキ・アル・シェイクとの前向きな会談を経て、
アンソニー・ジョシュアが来夏ついに
タイソン・フューリーと対戦するための交渉に集中していることを明らかにした。
ハーンはリヤドでの長時間にわたる話し合いの後、アル・シェイクと並んだ写真を投稿。会談ではボクシングだけでなく多くのスポーツについて議論が交わされたという。
しかし『ザ・リング』のルイス・ハートに対してハーンは、この会談で最も重要な議題の一つが待望の“英国ヘビー級頂上決戦”、ジョシュア対フューリー(34勝2敗1分、24KO)だったと明かした。
「彼(アル・シェイク)はAJ対フューリーを実現させたい。それは秘密でもなんでもない」とハーンは語る。「彼はボクシング界で最大の試合を成立させたいと思っているし、それが今、間違いなくボクシングで一番大きな試合だ。我々の側の合意を固める必要があるが、あとはトゥルキがフューリーをリングに引っ張り込めるかどうかにかかっている。」
「今の状況で一番いいのは、俺がフランク・ウォーレンやスペンサー・ブラウン、あるいはタイソン・フューリー本人と直接交渉しようとしているわけじゃないってことだ。我々は我々の条件をまとめるだけでいい。トゥルキが試合をまとめられれば実現するし、できなければ実現しない。」
「俺たちはそっちに集中している。AJをできるだけ早くリングに戻し、そこから2026年のフューリー戦というビッグファイトにつなげるプランがあるんだ。我々はトゥルキと合意をまとめ、彼がフューリーと合意をまとめる。実現することを祈っているよ。」
ジョシュアは昨年9月、
ダニエル・デュボアに5ラウンドで衝撃的な敗北を喫して以来1年間リングから遠ざかっており、その結果、
最近『ザ・リング』誌のヘビー級ランキングから外れた。リング誌認定王者は
オレクサンドル・ウシクであり、フューリーは
一度は引退を表明したものの、ウクライナの英雄との再戦が12月に行われたためランキング1位を維持している。
フューリー(37歳)はこれまで何度も「引退を続ける」と強調してきたが、ハーンは常に「“ジプシー・キング”はジョシュア戦という巨額オファーならリングに戻る可能性がある」と信じている。
フューリーがどう動こうと関係なく、二度の世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(28勝4敗、25KO)は復帰を計画中だ。
『ザ・リング』が今週報じたところによると、ハーンは「遅くとも2026年初頭、場合によっては年内にも試合ができる」と示唆している。
「AJの状態はとてもいい。『会いに来てくれ、準備できた』という電話が来たら、すぐに動ける」とハーンは語る。「彼はすでにキャンプに入っていて、試合に向けた準備をしている。」
ジョシュアがベン・デイヴィソンをコーチに残すのかについて尋ねられると、ハーンはこう答えた。
「そのつもりだと思う。彼はいろんな人とトレーニングしているが、ベンとは素晴らしい関係を築いている。ベンは間違いなく優れたコーチだし、研究という面ではこの競技で他に並ぶ者がいないほどだ。」
「今はキャンプの中でも一番厳しい部分――スパーリングや8~10週間に及ぶ本格的な準備――に入るためのフィジカルを整えているところだ。それはもう目前だ。年内の復帰を実現させたい。」