リアム・パロは、もう一度140ポンド級の王座を狙うことに興味を持たない。
『ザ・リング』でジュニアウェルター級5位にランクされているパロは、水曜日にウェルター級へ転向することを発表した。
この試合の勝者は、
リチャードソン・ヒッチンズの指名挑戦者となる予定だった。ヒッチンズは2024年12月、パロにスプリット判定で勝利し、IBFの140ポンド級王座を獲得している。
この試合は、パロにとって初の世界タイトル防衛戦であり、2024年6月に
サブリエル・マティアスを12回判定で破る番狂わせを演じて王座を獲得していた。マティアスはその後、今月ニューヨークで行われたRing III大会で
アルベルト・プエジョにマジョリティ判定勝ちし、王座を奪還している。
現在、リアム・パロ(26勝1敗、16KO)は、
ライアン・ガルシア、ロランド・ロメロ、
デビン・ヘイニー、ブライアン・ノーマンJr、マニー・パッキャオ、
マリオ・バリオスらが名を連ねるウェルター級での存在感を示そうとしている。
「この競技を始めて10年、ついに階級を上げる時が来た。140ポンドでは世界を制覇した。18歳からやってきて、今は29歳、だんだんと減量がきつくなってきたから、階級を上げてウェルター級の王座を目指す決断をした。前にも言ったけど、“二度目の世界王者”という響きもいいけど、“二階級制覇”にも魅力がある。それを実現させたい。」
150ポンド契約での
キース・サーマンとの対戦に加え、29歳のパロは
パッキャオとの対戦も望んでいると語った。
「伝説の男、俺の憧れのマニー・パッキャオがボクシングに戻ってきた」とパロは語った。「ウェルター級に戻ってきたんだ。俺もそこに入りたい。彼をオーストラリアに連れてきてくれ。きっと彼も2017年にジェフ・ホーンに敗れたサンコープ・スタジアムで、借りを返したいと思っているはず。俺はその試合をオファーするつもりだ。とてもワクワクする展開だよ。」
Manouk Akopyan は『ザ・リング』の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagramで @ManoukAkopyan をフォロー。