両陣営が契約条件で合意に至らなかったため、WBA(レギュラー)世界王者クブラト・プレフと指名挑戦者
マイケル・ハンターとの対戦は、今月後半に入札にかけられることになった。
WBAは本日、正式に入札実施を発表し、5月27日に米国テキサス州ヒューストンで開催されることが決定した。入札はWBA選手権委員会副委員長フリオ・タイム氏によって行われる。
ブルガリアのベテランである
プレフ(32勝3敗、14KO)は、王者に有利な75対25の分配比率の下、初防衛戦として同階級で指名可能な最上位の挑戦者と対戦する義務を負うことになる。これは、ランキング1位のファビオ・ワードリーが6月7日にジャレル・ミラーと対戦する申請が承認されたことを受けての措置である。
オーストラリアの無敗のヘビー級プロスペクト、ジャスティス・フニ(12勝0敗、7KO)は、今年初めに肘の手術を受けたばかりだが、急遽代役として名乗りを上げ、3週間後に控えるポートマン・ロード・スタジアムでの試合に向けて、
昨日記者会見を行った。
一方、ハンターは2017年4月にオレクサンドル・ウシクとのWBO世界クルーザー級タイトルマッチで12回判定負けを喫して以降、14戦無敗(12勝2分、9KO)の戦績を維持している。
36歳のハンターにとって、マーティン・バコレやセルゲイ・クズミンに対する勝利は今になって評価を高めている。一方、同年代のプレフは成長が停滞しており、
現在はプロモーターとの契約トラブルにも直面している。プレフは昨年12月、マフムード・チャーを判定で下し、今月44歳を迎えたばかりである。
ハンター(24勝1敗2分、17KO)は、4月19日にクリストファー・ラブジョイ(20勝1敗1分、20KO)との再起戦を予定していたが、プロモーターのドン・キングとの「契約上の相違」により試合は流れた。とはいえ、自身ではどうにもできない状況が、むしろ彼に有利に働いた可能性もある。