ジャレル・ミラーが、トレーニングキャンプ中に肩を負傷したため、6月7日に予定されていたファビオ・ワードリーとの試合を欠場することが明らかになった。
ブルックリン出身のミラー(26勝1敗2分、22KO)は、昨年8月にアンディ・ルイスJrとの物議を醸した引き分け以来、リングから遠ざかっていた。今回、イプスウィッチFCのホームスタジアム「ポートマン・ロード」にて、無敗のワードリー(18勝0敗1分、17KO)と対戦する予定だった。
試合発表の記者会見では火花が散るような激しいやり取りが展開され、最終的にミラーがワードリーの顔に手を出すという場面もあり、緊迫したムードで終了していた。
しかし今回、その試合自体が中止となり、プロモーター側は現在代役の調整を行っており、金曜日までに発表される見通しとなっている。
クイーンズベリー・プロモーションズの声明では、以下のように説明されている。
「トレーニングキャンプ中に肩を負傷したため、ジャレル・ミラーは6月7日にポートマン・ロードで予定されていたファビオ・ワードリーとの試合を辞退せざるを得なくなりました。クイーンズベリーは現在、関係各所と協議を進めており、48時間以内に代替対戦相手を発表できる見込みです。」
この試合はWBAインターコンチネンタル・ヘビー級王座決定戦として予定されており、勝者はその後、WBAレギュラー王者決定戦であるマイケル・ハンター対クブラト・プレフの勝者と対戦する可能性が高いとされていた。
このニュースを最初に報じたのはNoSmokeBoxingだった。
ザ・リング誌ヘビー級ランキング第9位のワードリーは、昨年10月に行われたアルトゥール・ベテルビエフ対ドミトリー・ビボルの第1回大会で、フレイザー・クラークに1ラウンドKO勝ちを収めて以来、リングから遠ざかっている。
ワードリーの対戦相手候補として名前が挙がっているのは、昨年12月を最後に試合をしていないマイケル・ハンター、そして4月初旬にジョー・ジョイスを判定で破ったフィリップ・フルゴビッチなどが含まれている。