キエラン・モロイにとっての凱旋試合が、6月28日にアイルランド・ゴールウェイで行われる10回戦のウェルター級マッチとして、カイシー・ベンジャミンとの対戦で実現する。
この興行はGBMスポーツによって主催され、DAZNで生配信される予定であり、欧州ライトヘビー級王座を懸けた
シャカン・ピッターズ対ブラッドリー・レーの試合も同時に行われる。
モロイ(11勝0敗、6KO)はアマチュア時代に数々の実績を残し、プロ転向後もここまで好成績を収めている。前戦ではヨーク・ホールでリカルド・クレパルディを5回でストップしており、今回は英国タイトル挑戦経験もあるベンジャミン(18勝4敗1分、6KO)との試練の一戦となる。
会場はゴールウェイにある27,000人収容のピアース・スタジアムである。
モロイは次のように語った。 「ゴールウェイで育った少年にとって、ピアース・スタジアムはヒーローたちの本拠地なんだ。
ボクシングを始めたばかりの頃、満員のピアース・スタジアムに入場して、ゴールウェイの歓声を浴びることを夢見ていた。そして6月28日、その夢が現実になる。待ちきれないよ。」
「ゴールウェイの人たちは、ハーリングでもフットボールでもボクシングでも、地元の選手を本当に応援してくれる。こんなに多くの応援をもらえて、本当にありがたく思っている。みんなに素晴らしい試合を見せ、大きな世界タイトルをゴールウェイに持ち帰るという自分の決意をしっかりと示したい。」
プロモーターのイジー・アシフは次のように述べた。 「キエラン・モロイには、かつてのバリー・マクギガンのように、真のメガスターになる素質が備わっている。彼はボクシングファンからお年寄りまで、あらゆる人々に愛される存在であり、冷静な技術力と凄まじい闘志を兼ね備えた、信じられないほどの選手だ。それでいて、非常に礼儀正しい若者でもある。彼はこの競技と地元のすばらしい大使である。」
「GBMとして、将来の世界王者となる彼のためにこのような凱旋試合を用意できることを誇りに思い、興奮している。対戦相手のカイシー・ベンジャミンは非常に経験豊富で、容易な相手ではない。素晴らしい試合となり、6月28日のピアース・スタジアムには最高の熱気が生まれるだろう。」
さらに同興行では、ステッド・ウッダルにノックアウト負けを喫して以来試合から遠ざかっていたレローン・リチャーズ(18勝1敗、4KO)が、ジョー・ワード(12勝1敗、8KO)との対戦でリングに復帰する。