ロサンゼルス — ルディ・ヘルナンデスは、ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド7位にランクされる中谷潤人が15歳の頃から彼のキャリアを見守ってきた。

2人は共に歩み、3階級制覇を成し遂げてきた。

中谷潤人（30勝0敗、23KO）はWBC世界バンタム級王者であり、キャリアを決定づける試合となる可能性のあるスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥との対戦が目前に迫っている。

しかし、もしザ・リング誌およびWBC世界スーパーフライ級王者ジェシー“バム”ロドリゲスとの激闘が実現すれば——中谷が望んでいる試合だが——ヘルナンデスは、最終ゴングを待たずに中谷がロドリゲスを打ち砕き、倒せると確信している。

「バムと戦えることを願っている」と、ヘルナンデスはロサンゼルスのボクシングジムで中谷とのトレーニングを終えた後、ザ・リング誌のインタビューで語った。「もし君がバムだったら、中谷に挑戦状を叩きつけるかい？中谷は100パーセント、6～8ラウンド以内にバムを倒す。ノックアウトするよ。それには自信がある。これはあくまで僕の意見で、個人的なものではない。ビジネスなんだ。」

ザ・リング誌のパウンド・フォー・パウンド6位にランクされるジェシー・ロドリゲス（21勝0敗、14KO）は、中谷との対戦は時間の問題だと語っており、井上尚弥との対戦よりも体重差が少ない中谷との一戦の方が現実的だとも述べている。ロドリゲスは次戦で、WBO王者プメレラ・カフとの王座統一戦に臨む予定で、試合は7月19日にテキサス州フリスコのザ・フォード・センター・アット・ザ・スターで行われる。

中谷もまた、6月8日にIBF王者・西田凌佑（10勝0敗、2KO）との王座統一戦に臨む予定であり、空位のザ・リング誌のタイトルも同時に争われる。

「潤人は今や27歳、肉体的にも完全に成熟している」とヘルナンデスは語った。「彼はすべてを理解している。正確だし、どこをどう打てばいいかもわかっている。反射神経と本能にも優れている。」