ジョシュア・ブアツィがキャリア初の敗北を喫してから、すでに8か月以上が経過した。だがその敗戦に対する彼の見解はいまだに揺らいでいない。
その夜、リヤドのANBアリーナで、ガーナ生まれのロンドン育ちは年間最優秀試合のひとつに数えられる激闘の末、
カラム・スミスに僅差の判定で敗れた。
しかし、あの壮絶な戦いが称賛を集めたことに、彼は慰めを感じているのだろうか? 「正直に言うと、まったくない」と彼は語る。
「誰が何を言おうと、俺の考えは変わらない。BoxRecを見れば“負けた”と書いてあるだろう? それがすべてだ。俺が気にしているのは結果だけで、それが一番痛い。
『ブアツィは負けたけどいい試合だった』なんて書いてない。ただ“負けた”と書かれているだけだ。あんな思いは二度としたくない。」
ボクシングの世界、特に
実力者がひしめくライトヘビー級では、敗北すれば即座にランキングの後方へ押し戻されるのが常である。ジョシュア・ブアツィ(19勝1敗、13KO)もその例外ではなかった。32歳のブアツィは2017年にプロ転向して以来、約8年間にわたり着実に世界タイトル挑戦の舞台へと階段を登り続けてきた。しかし、皮肉なことに、ようやくベルト獲得へのチャンスを目前にしたところで、その最後の関門でつまずくこととなった。
今回は、
その再起戦として同じく挑戦者のザック・パーカー(26勝1敗、18KO)と対戦する。試合は土曜日、マンチェスターのCo-opライブ・アリーナで行われ、DAZNで生中継される。国内のライバルに2連敗することは、世界王座への希望を打ち砕く致命的な一撃となるだろう。
「スミス戦の後、立ち直る必要があったか? いや、そうでもなかった」とブアツィは振り返る。「起きなかったことを作り話にはしたくないが、もちろんあのときはかなり落ち込んでいた。
家族、信仰、そして慈善活動。この三つが俺を支えてくれた。もし本当に落ち込んでいたとしても、それが俺を引き上げてくれたのかもしれない。
でも実際は、ほとんどの時間を一人で過ごした。それが大事だった。常に人に囲まれていると、自分の本当の気持ちが見えなくなる。だから、自分を見つめ直す時間を取った。」
その「一人の時間」は彼をアフリカへと導いた。まずガーナへ、そして敗戦からちょうど20日後、32歳の誕生日を迎えるためにエチオピアへ向かった。そこはブアツィにとって「人生で最も過酷な挑戦」の舞台となった。オリンピックを経験し、プロのトップ戦線で戦ってきた男にとって、それは並大抵のことではない。
訪れたのは、アディスアベバから約1000キロ北に位置するゲラルタ山脈に直接彫られた6世紀の教会、アブナ・イェマタ・グー。世界で最も到達困難な礼拝所として知られ、敗北した男が自らを見つめ直すにはこれ以上ない場所だった。
「下から見上げて、『どうやって登るんだこれ?』と思った。命綱も安全ネットも器具もない。落ちたらケガどころか即死だ。地元の人が『母親が子どもを背負って登る』と言うから簡単かと思ったが、全然違った。人生で一番キツい体験だった。」
だが、ブアツィにとってこの試練は、まさに必要なタイミングで訪れた。
「まさしく完璧なタイミングだった」と彼は言う。「何もない山奥で、一人きりの時間を持てた。自分に問いかけ、自分を見つめ直す。それが必要だった。」
キャリア初の敗北を喫したばかりのブアツィが、山の麓に立ち、頂上を見上げながら「どうやってあそこまで登るのか」と思い悩む姿――その光景は、まさに今の彼を象徴するものとしてふさわしい。
『The Ring』誌ライトヘビー級ランキングで5位、WBCでも5位、WBOでは6位に位置するが、IBFとWBAではトップ15から外れている。アフリカから帰国後、ブアツィは夏の試合を目指してキャンプを再開したが、結局11月まで待つことになった。その分、名将バージル・ハンターとの調整に時間をかけられたという。
「バージルは『戦争に行く将軍が何も変えないなんてことはない』と言う。だから今回はいろいろ変えてみた」とブアツィは話す。
「長くて興味深いキャンプだったけど、とても良かった。今回は戦いが楽しみだ。特別な変更というより、改善点を明確にすることに集中した。自分に足りない部分を見つけ、それを徹底的に鍛えてきた。」
「自分に明らかに足りない部分を見つけ出し、それを重点的に反復練習してきた。そして、確実に身につけられるようにしている。
これまでにもイギリスの選手たちと何度も戦ってきた。スミス、ダン・アゼーズ、クレイグ・リチャーズ、ウィリー・ハッチンソン、そして今回のパーカーだ。どの試合も刺激的で、国中が注目する戦いだった。
そしてまた、11月1日に新たな大一番が待っている。」