2025年が始まった時点で、
ジョシュ・パドリーは上り調子ではあったが、まだあまり知られていない選手だった。そんな彼が一躍脚光を浴びたのは、2月22日にWBCライト級王者
シャクール・スティーブンソンの対戦相手として、代役で急きょリングに上がった時だった。
それから約1年後──
スティーブンソンに9ラウンドTKOで敗れながらも勇敢な戦いを見せたパドリーは、いよいよタイトルを懸けて戦うチャンスを掴むことになる。彼は2026年1月下旬に行われるマッチルーム主催の興行で、空位のヨーロッパ・スーパーフェザー級王座をかけてジャウアド・ベルメディと対戦する予定だと、欧州ボクシング連合(EBU)のタイトル状況ページが伝えている。
スティーブンソン戦での敗北以降、ジョシュ・パドリー(17勝2敗、5KO/29歳)は2連勝を飾っている。マルコ・ツヴェタノヴィッチを5ラウンドTKOで下し、続く10月11日の
最新試合ではリース・ベロッティに判定勝ちを収めた。イングランド・ヨークシャー州ドンカスター出身のパドリーは、スーパーフェザー級でWBAランキング5位、ライト級でIBFランキング15位に位置している。  
なお、ベロッティ戦はスーパーフェザー級(ジュニアライト級)で行われた。  
一方、フランス・エロー県ベジエ出身のジャウアド・ベルメディ(23勝2敗3分、11KO/27歳)は、8月15日にシュー・ツァンとの試合で判定負けを喫したばかり。それ以前は7連勝(うち4試合がKO)と勢いに乗っていた。