元ライト級世界タイトル挑戦者である
ジョシュ・パドリーが、先日敗北した元英国・英連邦スーパーフェザー級王者
リース・ベロッティを相手にスーパーフェザー級デビューを果たす。
このカードは、10月11日に行われる
デイブ・アレン対アルスランベク・マフムドフ戦のアンダーカードとして、マッチルームが本日発表した追加情報の中でも注目を集めている。
リース・ベロッティの復帰時期に関しては懸念の声も上がっている。彼はわずか2ヶ月半前の7月26日、絶好調の
ライアン・ガーナーとの12ラウンドのメインイベントで激闘を演じたばかりである。
ガーナー(18勝0敗、9KO)は終盤に猛攻を見せ、ワトフォード出身の34歳ベロッティをストップし、彼にとって通算6度目、そして元WBAフェザー級王者
レイモンド・フォードに3ラウンドで敗れて以来4年ぶりの敗北を喫した。
試合後、ベロッティは報道陣に対し、フランク・ウォーレン率いるクイーンズベリー陣営の選手に敗れたことで、エディ・ハーンからの報酬が減るだろうしチャンスも失うだろうと冗談交じりに語ったが、短期間での復帰が発表されたことには多くの批評家が懸念を示した。
それに対し、パドリーはX上でこう反応している:「何かを乗り越える一番の方法は、すぐに戻ることだと思う。俺はシャクールにやられた後、8週間でリングに戻った。リースには10週間ある。準備は万端だと確信している。」
パドリーは、今年2月22日にWBCライト級王者シャクール・スティーブンソン(24勝0敗、11KO)との一戦に短期間の準備で挑み、果敢な戦いぶりで評価を高めた。
第9ラウンドでストップされたものの、そのパフォーマンスが評価されマッチルームとの契約を勝ち取った。
ヨークシャー出身のパドリー(16勝1敗、5KO)は、その2ヶ月後に
ダルトン・スミス対マチュー・ジェルマン戦のアンダーカードでマルコ・ツヴェタノビッチを第5ラウンドでストップし、熱狂的な歓迎を受けた。その後、減量による階級変更についても「チームが健康面で問題ないと判断すれば検討する」と語っており、今回が絶好のチャンスとなる。
その他、マンチェスターのライトヘビー級選手コナー・タッズバリー(2勝0敗、1KO)が6ラウンド戦で3戦目に臨む。また、ノッティンガムと地元バーミンガムで8ラウンド戦を制してきたスーパーフェザー級のイブラヒーム・スライマン(8勝0敗、4KO)は、徐々にタイトル戦線に向けて歩を進める中で新たな試合が組まれた。ウォルソール出身のフライ級ハムザ・ウディン(5勝0敗、2KO)も再び出場予定である。
さらに、無敗の新鋭ジュナイド・ボスタンが念願だった地元開催の機会を手に入れ、1月31日の因縁のスプリット・ドロー決着を経て、ビラル・ファワズと空位の英スーパーミドル級王座をかけて再戦に臨む。