ジョセフ・パーカーは、
7月19日にウェンブリー・スタジアムで開催されるオレクサンドル・ウシク対ダニエル・デュボアのヘビー級4団体統一戦のアンダーカードで、デレク・チゾラとの3度目の対戦を提案している。
ニュージーランド出身のジョセフ・パーカーは、
2月にマーティン・バコレを2ラウンドKOで下して以来、試合を行っていない。本来はこの試合で、ダニエル・デュボアの持つIBF王座に挑戦する予定だった。
しかし
、試合週にデュボアが体調不良により出場を辞退したことで、パーカーは今回も世界タイトルが懸かった試合を逃すこととなり、これで世界戦から遠ざかっている試合は14連戦に及ぶこととなった。
パーカーは現在WBOの「暫定」王者であり、ウシク対デュボアの勝者に対する指名挑戦者でもある。そのため、長らく待ち望んでいた世界タイトルへの挑戦は、いよいよ目前に迫っている。
とはいえ、それまでの間もリングから遠ざかるつもりはない。ニュージーランドの戦士パーカーは、7月19日にウェンブリーで行われる興行を、次の試合の絶好の機会として狙っている。
対戦相手について問われたパーカーは、これまでに2度リングを分かち合った旧敵の名前に再び言及した。
「できるだけ早くリングに戻りたいと思っている」とパーカーは
「ザ・リング・マガジン」に語った。「ウシクとデュボアが7月19日に戦うのは知っているし、そのすぐ後に試合をしたいか、できれば同じ興行に出られたら最高だよ。その件についてはクイーンズベリーから話も出ているから、実現したら嬉しいね。」
「誰と戦うかって?正直まだ分からない。今はベルトが停滞している状態だ。ウシクとデュボアがそれを持っているけど、勝者がどうなるかも分からないし、契約にどんな再戦条項があるかも読めないからね。」
「誰とでもいいから試合をしたいよ。例えば…デレク・チゾラなんかは50戦目を目指してるみたいだけど、彼がタイトル戦に臨むかどうかは分からない。彼にはすでに2度勝っているけど、自分のキャリアの中で三度目の対戦って一度も経験がないんだ。デレクはいつも全力で来るし、コンディションを保つためにも悪くない相手だと思う。」
パーカーはまた、2018年7月に対戦し敗北を喫したディリアン・ホワイトとの再戦の可能性にも言及した。
ホワイトはO2アリーナでの一戦をユナニマス・ディシジョンで制したが、両者がダウンを奪い合う激しい試合内容で、観客を大いに沸かせた。
次戦の相手が誰であれ、パーカーの最終目標は明確だ。それはウシク対デュボアの勝者との対戦であり、それが2025年末になろうと、2026年になろうと構わないという強い意志を示している。
「ディリアン・ホワイトという選択肢もある」とパーカーは付け加えた。「ファビオ・ワードリーは今週末か近日中にジャスティス・フニと対戦する予定だし、他にも多くのオプションがある。マーティン・バコレも再戦を望んでいるのは知っているよ。」
「でもやっぱり、ウシク対デュボアのアンダーカードで試合ができたら最高だと思う。誰とでも戦うつもりだよ。さっきも言ったように、他に対戦相手がいなければ、デレク・チゾラはいつでも乗り気だからね。」
「彼(チゾラ)はいつだってやる気満々だし、ファンも多い。今はキャリア50戦目を目指しているところだ。で、そのあと俺はウシク対デュボアの勝者を狙いにいくつもりさ。」
「タイミングに関しては、2025年になるのか2026年になるのか、まだ分からない。すべてはベルトの動き次第だね。統一されたまま再戦が行われるのか、それともベルトが分散されて各団体にばらけるのか、それによって状況は大きく変わると思う。」