『ザ・リング・マガジン』によると、IBFヘビー級王者ダニエル・デュボアが体調不良を訴え、現在医師の診察を受けていることが判明した。
デュボアは、今週土曜日の夜にサウジアラビア・リヤドで元王者ジョセフ・パーカーと世界タイトル防衛戦を行う予定である。
デュボアが試合に出場できない場合に備え、代替選手の検討が進められている。
情報筋によれば、3名の候補が挙がっているという。
候補には、元世界王者のローレンス・オコリー、コンテンダーのデビッド・アデレイ、無敗のムラド・アリエフが含まれている。
オコリーとアデレイは、4月25日にマンチェスターでそれぞれ試合を予定している。オコリーはリチャード・リアクポーとの因縁の一戦を控え、アデレイはジェイミーTKVと対戦する予定である。
アリエフは2019年のヨーロッパ競技大会で銀メダルを獲得し、2020年の東京オリンピックではフランス代表として出場した。しかし、準々決勝で最終的に銀メダルを獲得するフレイザー・クラークへの頭突きが原因で失格となった。
デュボアは昨年9月、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで9万人以上の観衆の前で元二階級世界王者アンソニー・ジョシュアを5ラウンドで破り、キャリア最大の勝利を収めた。
リヤド・シーズンのビッグカードでは、アルツール・ベテルビエフとドミトリー・ビボルによるライトヘビー級統一戦がメインイベントとして予定されている。
今週初めには、ライト級コンテンダーのフロイド・スコフィールドが体調不良により、WBC世界王者シャクール・スティーブンソンとの試合から外れた。英国ボクシング管理委員会はスコフィールドの試合継続を認めなかった。
代替選手として、無敗のジョシュ・パドリーがスティーブンソンの対戦相手として決定された。
その他の試合では、イスラエル・マドリモフがWBC暫定スーパーウェルター級王座をかけてヴァージル・オルティス・ジュニアに挑戦し、カラム・スミスがWBO暫定ライトヘビー級王座をかけてジョシュア・ブアツィと対戦する。また、カルロス・アダメスのWBC世界ミドル級王座を無敗のハムザ・シェラーズが狙い、ジレイ・チャンがWBC暫定ヘビー級王座をかけてアギット・カバエルと対戦する予定である。