フランク・ウォーレンは、
デイブ・アレン対
ジョセフ・パーカーの一戦を歓迎しており、次回の「5対5」イベントにぴったりのカードになると示唆している。
アレンは、6カ月の間にジョニー・フィッシャーと2度対戦し、その中でキャリアに新たな息吹を吹き込んだ。
まず昨年12月、アレンはリヤドのキングダム・アリーナで“ロムフォード・ブル”ことジョニー・フィッシャーにスプリット判定で敗れたものの、多くの人が大番狂わせに十分値する内容だったと感じていた。
そして今年5月、フィッシャーは即時再戦を受け入れ、アレンはロンドンのカッパー・ボックス・アリーナで無敗だった相手を
5回TKOで沈め、今度は一切の疑念を残さなかった。33歳にして、デイブ・アレン(24勝7敗2分、19KO)の評価は過去最高に高まっている。プロモーターのエディ・ハーンは、元WBCヘビー級王者
デオンテイ・ワイルダーとの対戦の可能性について、シェリー・フィンケルと連絡を取ったことも明かしている。
しかし、
“トップ5”ヘビー級選手との対戦の噂も流れ始め、アレン自身も、WBOの指名挑戦者であるタイトルコンテンダーのパーカーとの対戦が提案されていることを認めた。
パーカーは現在クイーンズベリー・プロモーションズと契約しており、
7月19日にウェンブリー・スタジアムで行われるオレクサンドル・ウシク対ダニエル・デュボアの4団体統一戦の勝者への挑戦権を手にしている。しかし、過去16カ月でマルティン・バコレ戦の2回TKO勝利しか実績がなく、暫定的な試合を行う可能性もある。そんな中、フランク・ウォーレンはその対戦相手としてアレンとの試合に前向きな姿勢を見せている。
「デイブ・アレンは確かにパーカーにとって現実的な対戦相手だ」とフランク・ウォーレンは語った。「いい試合になるし、特にジョセフ・パーカーにとっては良いマッチアップだと思う。
「デイブは戦う姿勢を持っている選手だろう?彼はフィッシャー戦の勝利とその内容で自分を復活させた。だから、どうなるか見てみよう。一年前なら考えもしなかったカードだが、今なら成立するかもしれない。
「DAZNと今後どうするか話し合う必要がある。もしかしたら、“5対5”イベントに組み込めるかもしれない。」
なお、パーカーは2024年6月1日にキングダム・アリーナで行われた“5対5”第1戦には出場しておらず、その夜はクイーンズベリーがマッチルームを10対0で圧倒した。
その夜は、ダニエル・デュボアとチャン・ツィーレイの2人のヘビー級選手がそれぞれフィリップ・フルゴビッチとデオンテイ・ワイルダーをストップし、ウォーレン陣営に勝利をもたらした。キャプテンのハムザ・シーラズ、ウィリー・ハッチンソン、ニック・ボールも勝利し、クイーンズベリーが全勝を飾った。
第2回の開催についてはまだ正式に決まっていないが、『ザ・リング』の取材によると、ウォーレンとマッチルーム代表のエディ・ハーンの双方が次回の開催を実現させたいと考えているという。