ジャロン・エニス対ウィスマ・リマ戦のアンダーカードとして3試合とその他多くの名前が確定し、
DAZNでライブ配信される。
すでに『ザ・リング』が報じたように、カリル・コーは10月11日に2度の世界タイトル挑戦者ジェシー・ハートと対戦し、キャリア最大の試練に臨む。
マッチルーム・ボクシングは、この試合がフィラデルフィアのXfinityモバイル・アリーナで行われる
エニス対リマ戦のセミメインイベントとして実施されると発表した。
コー(10勝1敗1分、8KO)は、5月の再戦でマヌエル・ガジェゴスを6回TKOで下し、キャリア唯一の敗北を雪辱した。
ガジェゴス(21勝3敗1分、18KO)は、昨年11月9日の初戦でコーを9回開始7秒でストップし衝撃を与えたが、
6か月後の再戦ではそのメキシカンが返り討ちに遭った。そして今回コーは、ガジェゴス戦で敗れた同じ舞台に戻り、ハート(31勝3敗、25KO)とのさらなるステップアップの試合に挑むことになった。
“ハードワーク”の異名を持つフィラデルフィア出身のハートは、2020年にアトランティックシティでジョー・スミスJrに敗れて以来、5連勝中だ。その敗北は、メキシコ人王者ヒルベルト・ラミレスのWBOスーパーミドル級王座に2度挑んで判定負けした後、キャリア3度目の黒星だった。
しかし36歳のハートはいまだライトヘビー級での世界タイトル挑戦への希望を抱いており、高く評価されるコーに勝利すれば、その道が開けると理解している。
さらに同じ興行では、無敗のヘビー級アレクシス・バリエールが母国カナダを離れて2度目となる試合に臨み、グイド・ビアネッロとステップアップマッチを行う。
バリエールは今秋、デイブ・アレンとの対戦候補リストに入っていたが、
アレンが代わりにアルスランベク・マクムドフ戦を選択したため、30歳のサウスポーであるバリエールには、エディ・ハーンが31歳のグイド・ビアネッロとの試合を用意した。
“グラディエーター”の異名を持つビアネッロ(13勝3敗1分、11KO)は、
前戦でリチャード・トーレスJrとフルラウンドを戦い抜き、さらに2024年8月にはマクムドフをストップした実績を持つ。バリエール(12勝0敗、10KO)は現在3連続ストップ勝ち中で、ビアネッロを倒せば活況を呈するヘビー級戦線で強烈なインパクトを残すことになる。
また同じ興行では、タミール・スモールズがウェルター級戦でホセ・ロマン・バスケスと対戦。さらにザクイン・モーゼス、ジルジオ・ヴィジオリ、ハーレー・メデロス、デニス・トンプソンもそれぞれの試合に出場する。